培養上清液とは
培養上清液とは、幹細胞をヒトから採取して培養し、そこから細胞成分を取り出して作られた上澄み液のことです。
新製造技術AGEL法で製造された培養上清液を使用
ヴィーナスビューティークリニックでは、特許出願中の新製造技術であるAGEL法で製造された、拒絶反応などの無い安全性と高いタンパク質、遺伝子発現性を持った凍結乾燥培養上清(ILTM)を使用しています。
再生医療の研究が進められていく中、幹細胞は大きく注目されているものの1つです。通常の細胞は、ある決まった細胞にしか成長できません。しかし幹細胞は、あらゆる細胞に分化する可能性を秘めているのです。
培養上清液には、幹細胞そのものは含まれていないものの、成長因子やたんぱく質、脂質や核酸などの生理活性物質が豊富に含まれています。含まれている生理活性物質は、驚くことに500種類以上にも及びます。
生理活性物質は、わずかな量でも生理機能の調節に働く性質をもつことが特徴です。そのような生理活性物質を豊富に分泌する培養上清液は、私たちの体にさまざまな美容効果をもたらしてくれることが分かっています。
培養上清液で期待できる効果
培養上清液を使った再生療法では、主に次のような効果が期待できます。
・ターンオーバーの正常化
・抗炎症作用
・創傷治癒作用
・抗酸化作用
・肌の弾力性アップ
・ボディラインを整える
培養上清液が分泌する生理活性物質の働きによって、肌のターンオーバーが促進されます。ターンオーバーがスムーズに進むようになることで、シミやそばかすなど肌トラブルの予防や改善が可能です。
抗炎症作用や創傷治癒作用があるので、ニキビや傷跡などにも働きかけてくれます。抗酸化作用により、体にサビが溜まりにくくする働きも期待できます。体に酸化物質が溜まると老化の原因にもなると言われているので、アンチエイジングとしても有効です。
また成長因子にはコラーゲンやエラスチンの構造を強化したり合成を促進したりする働きもあります。そのため、お肌の弾力アップにも効果的です。
脂肪燃焼効果をもつ成長因子もあるので、ボディラインを整える効果も期待されています。
培養上清液の仕組み
培養上清液は点滴によって行います。体の中に入った培養上清液が組織や細胞にさまざまな働きかけをすることで、効果を発揮するものです。
培養上清液に含まれている生理活性物質のうち、とくに美容効果が期待されているものが成長因子です。
成長因子の働きはそれぞれ次のようなものが挙げられます。
細胞の生まれ変わりを促進したり、新陳代謝を促進したりする働きをもっています。皮膚移植などでも注目されている成分です。
肌の弾力に関わっているコラーゲンやエラスチンを強化したり、細胞の生まれ変わりを促したりします。
コラーゲンやエラスチンの産生を促すものです。脂肪燃焼効果ももっています。
創傷治癒作用をもつ成長因子です。コラーゲンの合成を促進する働きもあります。
細胞の生まれ変わりを促進したり、血行を良くしたりします。
成長因子がもっている働きにより、さまざまな効果が発揮される仕組みになっています。
培養上清液のデメリット
培養上清液点滴にも、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
アレルギーの心配はほとんどないと言われていますが、人によってはアレルギー症状が起こる可能性があります。過去に培養上清液でアレルギーを起こしたことがある方は、基本的には施術を受けていただくことができません。
過去の点滴で問題がなかった方でも、その日の体調によっては副反応が出る可能性があります。スタッフが体調に変わりがないか確認しながら施術させていただきます。
点滴をするため、針を刺す痛みがあります。もし施術中にご気分が悪くなられた場合は、すぐに医療スタッフへお知らせください。
1度でも培養上清液の点滴を受けた方は、献血ができません。
妊娠中や妊娠の可能性がある方は安全のため施術を受けることができません。