2023.04.26 シミ美容皮膚科

シミに効く化粧水の成分は？使い方のコツ・注意点も解説

「もうこれ以上シミを増やしたくない、、」
「シミにはどんな成分の化粧水を選べばいい？」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

本記事では、シミに効く化粧水について、有効な成分や使い方のコツ・注意点を解説します。シミにお悩みで自宅ケアでなんとかしたい方はぜひご一読を。

シミに効く化粧水の選び方

まずはシミに効く化粧水の選び方を解説します。前提として、既にできてしまったシミを化粧水だけで消すことは非常に難しいです。化粧水に期待できる効果はシミを目立ちにくくしたり、出来にくくするなどの効果です。

どのような成分が入っていればシミに効くのか、以下のポイントを押さえて化粧水を選びましょう。

美白有効成分が入っているものを選ぶ

一つ目のシミに有効な成分は美白有効成分です。美白有効成分の配合された化粧水を使用することで、今あるシミを薄くしたり、シミのできにくい肌にすることができます。

主な美白有効成分とシミへの効果をまとめました。化粧水に以下の成分が配合されているかをチェックしてみましょう。

成分	効果
ビタミンC誘導体 4MSK エナジーシグナルAMP	シミを薄くするシミを進行させない
アルブチントラネキサム酸コウジ酸カモミラET	新たにシミができるのを防ぐ

高保湿の化粧水を選ぶ

シミの原因はメラニン色素ですが、通常は肌のターンオーバーで排泄されて、シミになることはありません。肌の乾燥していると肌のターンオーバーのサイクルが正常に回らずに、メラニン色素が留まってシミとなります。そのため、肌を乾燥させないためにしっかりと肌を保湿することが重要です。

化粧水の中に、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されているかをチェックして、保湿力の高い化粧水を選ぶようにしましょう。

シミに効く化粧水の使い方のコツ

続いて化粧水をシミにより効かせるための使い方のコツを解説します。化粧水を無駄使いすることなく、効果的にシミに効かせられると財布を傷めずにケアできていいですよね。

以下のポイントを押さえて、シミを化粧水でケアしていきましょう。

手にとって少し温める

化粧水は出したらすぐに肌に塗るのではなく、手で少し温めてから使用するとより肌に馴染みます。化粧水を皮膚の温度に近づけることで、化粧水をより浸透させることができます。

気になる箇所は重ね塗り

一通り化粧水を塗った後に、シミの気になる箇所には化粧水を重ね塗りするのもおすすめです。目元などシミのできやすい箇所は皮膚が薄く、乾燥しやすいので、しっかりと保湿してあげることが重要です。

ただし、皮膚を擦りすぎないように注意しましょう。摩擦によって肌のバリア機能が失われ、シミのできやすい肌になってしまいます。

乳液・クリームなどでカバーする

仕上げに乳液・クリームで肌をカバーしてあげましょう。化粧水を塗ったままにしておくと、水分が蒸発して乾燥してしまいますので、油分を含む乳液やクリームでフタをして乾燥を防ぎましょう。

シミに効く化粧水の注意点

化粧水だけではシミへの効果は薄め

美白成分のある化粧水によって、シミを薄めたり出来にくくしたりするなどの効果はあります。しかし、既に出来てしまっているシミを消すまでの効果は、化粧水には期待できないでしょう。

シミをきれいに消したいと考えているのであれば、クリニックでのレーザー治療がおすすめです。広範囲の肝斑や盛り上がりのある深いシミも、レーザーならきれいに消すことができます。

レーザーなどの術後に利用するとしみることも

シミに効く化粧水にはビタミンCなど傷にしみる成分を含んでいることが多いです。シミ除去のためにレーザーなどで傷をつけた後に使用するとしみてしまうことも。レーザーとの併用の際は、クリニックの医師やスタッフと相談してから使用しましょう。

シミに効く化粧水の成分は？使い方のコツ・注意点も解説

クリニックでのシミ除去に有効な施術について

化粧水でのシミ治療は非常に時間がかかる上に、深いシミであればきれいにすることは難しいでしょう。いろいろな化粧水試してみたけど、シミ除去の効果を実感できていない方はクリニックでの施術を検討してみましょう。

ここではシミ除去にはどんな施術が有効なのかを解説します。それぞれのシミ除去の施術にどんな特徴があるのか把握して自分に合って施術を見つけましょう。

レーザー治療が主流

既にできてしまったシミにはレーザー治療が有効です。レーザーならシミの素となるメラニン色素を直接破壊できるため、術後すぐに効果を実感できます。範囲の広いシミや盛り上がりのあるシミにも有効で、クリニックのシミ除去の施術の中ではレーザー治療が主流となっています。

クリニックで受けられるシミのレーザー治療には以下のような種類があります。

ピコレーザー

レーザーの照射時間が「1兆分の1秒」と非常に短いことが特徴です。高エネルギーのレーザーを超短時間の照射時間で当てるため、肌に溜まったメラニンを破壊してシミを除去し、なおかつ痛みなどのダウンタイムがほとんどないというメリットがあります。

CO2レーザー

炭酸ガスレーザーとも呼ばれ、水に反応する特長のあるレーザーです。皮膚には多くの水分が含まれているため、CO2レーザーを照射すると、その部位の細胞内の水分が反応して熱エネルギーが発生します。この熱エネルギーでメラニンを破壊し、シミを消すことができます。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、シミの気になる箇所やその周辺に複数の波長の光を当てることによって、シミを改善します。また、フォトフェイシャルの光は肌の真皮層まで作用し、コラーゲンの生成や肌のターンオーバーの正常化などの美容効果も期待できます。フォトフェイシャルの光はシミなどのターゲットのみに反応するため、トラブルが起きていない肌を傷つけることはありません。そのため、フォトフェイシャルはその日のうちにメイクが出来るくらいダウンタイムがとても短いのも魅力です。

レーザーによって、施術後に赤みやヒリヒリとした痛みが残ることがありますが、1週間もすれば落ち着いてきれいな状態になりますのでご安心ください。

どのレーザーを選べばいいか分からないという方は、クリニックの無料カウンセリングで相談することをおすすめします。