アートメイクとは?人気のデザインや失敗例、値段について解説

アートメイクとは?人気のデザインや失敗例、値段について解説

メイクをしなくても整った眉毛やリップ、アイラインをキープできる「アートメイク」。「聞いたことはあるけれど、実際はどういうこと?」と思っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、アートメイクの種類やメリット・デメリットなど、施術を受ける前に知っておきたい基礎知識をお届けします。

アートメイクとは

アートメイクとは、専用の器械を使って皮膚のごく浅いポイントに色素を注入していく施術です。針で色素を入れながら描いていくので、洗顔や入浴をしても落ちません。
アートメイクを施す部位は、眉毛やアイライン、リップ、ヘアラインなどです。特に眉毛のアートメイクは、すっぴんでも美しい眉毛をキープできると人気のメニュー。アイラインやリップのアートメイクも、メイクの時間が短縮できたり、すっぴんに自信が持てたりとメリットが多く、近年ではたくさんの人が施術を受けています。
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層から成っています。この3層のうち、もっとも表面に近い「表皮」に色素を入れていくのですが、表皮はターンオーバーを起こしてどんどん新しい細胞に生まれ変わります。ターンオーバーによってアートメイクは徐々に薄くなっていくので、効果の持続期間は1~2年間ほどです。色素が薄くなってきたら、トレンドに合わせてデザインを修正できます。

アートメイクのメリット・デメリット

アートメイクの施術を受ける前に、メリット・デメリットを確認しておきましょう。

メリット

すっぴんに自信が持てる
アートメイクの大きなメリットは、洗顔しても落ちないメイクなので、すっぴんに自信が持てること。友人や恋人と楽しむお泊り旅行やプールなどのシーンで、メイクを落とすのはだれでも少しは抵抗があるもの。
アートメイクを施しておけばメイクを落とすことへの抵抗感も減り、素顔に自信を持ってその場を楽しめるでしょう。

メイクの時間を短縮できる
朝の忙しい時間、メイクの時間を短縮できるのはとてもうれしいポイント。アートメイクで新しく捻出できた時間は、朝ご飯をしっかり食べたり、日課として体操を取り入れてみたりと、自分磨きのための時間にしてもいいですね。また、お子様がいて「とくかく朝は忙しい!」というママさんにとっても、時短は大きなメリットです。

汗や水でも崩れない
洗顔しても落ちないアートメイク。もちろん汗をかいても、雨に濡れても落ちません。アートメイクを施している箇所は、スポーツを楽しむときにメイクが崩れる心配がないのです。思い切り趣味を楽しめますね。

自然な仕上がりになる
アートメイクの技術は年々進化しています。眉毛アートメイクでいうと、3Dや4Dといった新しい技術では、本物の眉毛のように立体的で自然な眉毛に仕上げることが可能です。

数年単位でデザインの修正ができる
ファッションと同じように、メイクにも時代ごとのトレンドがあるので、永久に同じデザインを希望する人は少ないです。
肌のターンオーバーで自然と色素が排出されるので、アートメイクが薄くなってきたころにメンテンナンスを行うとよいでしょう。そのときに、トレンドに合わせてデザインを修正できます。

デメリット

ダウンタイムがある
ダウンタイムとは、施術をしてから通常の生活に戻るまでの期間のことです。詳しくは後述しますが、アートメイクの施術には約1週間のダウンタイムがあります。
ダウンタイムの注意点などを確認し、施術後1週間の予定を調整できるようにしておきましょう。

最初は色が濃く見える
アートメイク全般に言えることですが、施術してすぐは色味が濃く出ます。一番色が濃く見えるのは施術後数日間。1週間ほどでなじんできますので、焦らずにアフターケアをきちんと行いましょう。

失敗しても簡単には消せない
皮膚に色素を注入していく施術なので、アートメイクは簡単に消すことができません。自然に薄くなっていくまでの数年間、同じデザインをキープすることになります。
カウンセリングでじっくり希望のデザインをすり合わせてから、施術に臨むようにしてください。

複数回の施術が必要
アートメイクは、1回の施術で完了することはほとんどなく、2〜3回の施術が一般的です。1回のみの施術では、色素のムラが出たり定着が薄くなったりする場合があります。複数回の施術によって、より自然で美しいアートメイクに仕上がるのです。

アートメイクと刺青の違い

アートメイクと混同されがちなのが刺青(入れ墨)です。アートメイクと刺青の大きな違いは、色素を注入する皮膚の深さにあります。
アートメイクは、表皮という皮膚の浅い部分に色素をいれていくのに対し、刺青では表皮よりも深い真皮層に色素を入れていきます。肌のターンオーバーは、表皮では起こりますが真皮層では起こりません。真皮層に注入された色素は、半永久的に肌に残るというわけです。
また、目的にも違いがあります。アートメイクは、悩みやコンプレックスを解消するため、より美しくなるための美容医療です。一方で刺青には、自己表現のためという側面があります。

アートメイクは医療従事者しかできない

アートメイクを検討されている方に必ず知っておいていただきたいのは、アートメイクは医療行為なので、医療機関でしか施術ができないということです。
アートメイクの施術を担当できるのは、医師もしくは医師の指導を受けた看護師です。これは守られてしかるべき当然のルールなのですが、残念ながら医療従事者でない人が違法に施術を行う違法サロンの存在も確認されています。
違法サロンでの施術では、デザインの失敗リスクだけでなく健康被害が出るリスクもあります。アートメイクは、必ず信頼できる医療機関で受けるようにしましょう。

アートメイクの痛みやダウンタイムは?

まず、アートメイクの施術時の痛みです。施術では、麻酔を使用します。クリーム状の麻酔を施術箇所に塗る、塗布麻酔が一般的です。人によって痛みの感じ方は異なりますが、ほとんど痛みを感じない方が多いです。痛みが強ければ麻酔の量を調整してもらえることが多いので、施術者へ遠慮なく伝えましょう。
施術後、麻酔が切れた後に痛みが出ることもほぼありませんので、安心してください。

次は、ダウンタイムについてです。アートメイクには、1週間ほどのダウンタイムがあります。ダウンタイムとは、施術をしてから通常の生活に戻るまでの期間のことです。
施術後によくみられる副反応は、施術箇所やその周りの赤みやかゆみです。また、ダウンタイムの期間は、眉毛の場合一番色が濃く見える時期であり、リップの場合は皮がむけることがあります。

ダウンタイム中は、メイクは避けること、新陳代謝を促進するような行動をしないこと、紫外線に注意する、ワセリンで保湿するなど、気を付けておきたいポイントがいくつかあります。クリニックで説明を受けた注意事項を守るようにしましょう。

アートメイクの種類

アートメイクは、眉毛・リップ・アイライン・ヘアラインに施術が可能です。今回は、眉毛とリップ、アイラインについて説明します。

眉毛アートメイク

アートメイクの中でも特に人気があるのが、眉毛への施術です。自眉が薄かったり、ところどころ毛が生えていなかったりすると、どうしても人前で素顔になることに抵抗が出てきます。自分に自信が持てなくなることも。
眉毛アートメイクの施術は、近年では3Dや4Dといった技法が主流で、まるで本物の眉毛のように立体的なアートを施すことができます。
眉毛アートメイクを施せば、すっぴんへの抵抗感が減り、ちょっとした用事ならメイクをしなくても出かけられるかもしれません。

リップアートメイク

リップアートメイクは、「唇の色味が薄くて気になる」、「口紅やグロスなどで唇が荒れやすい」という人におすすめです。常に好きなカラーや形をキープできるので、もちろんメイクの時間も短縮できます。
マスクが当たり前になった近年では、マスクに口紅が付くのが気になるという人にも人気の施術です。

リップアートメイク

アイラインアートメイク

アイラインアートメイクは、まつ毛の生え際に色素を注入する施術です。「アイラインを描くのが苦手」、「皮膚がたるんできてうまく描けなくなってきた」という人におすすめ。
目の大きさや形にコンプレックスがある人は、アートメイクで理想の目元に近づくこともできます。

アートメイクの失敗を防ぐには?

アートメイクによって得られるメリットは多く、魅力的な施術です。だけど、いざ施術を本格的に検討しようとすると、やはり気になるのは「失敗しないかどうか」。これから失敗しないためのポイントを6つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 医療機関(クリニック)で施術を受けよう
  • 施術担当者をオープンにしているクリニックを選ぼう
  • 症例写真をチェックしよう
  • 希望のデザインをしっかり共有しよう
  • 回数や料金は丁寧に説明してもらい、しっかりと聞こう
  • アフターケアをきちんと行おう

 

医療機関(クリニック)で施術を受けよう
アートメイクの施術ができるのは、医師もしくは医師の指導を受けた看護師のみです。
しかし実際には、医療機関以外でアートメイクの施術を行い、健康被害が出たケースがあるようです。違法サロンでの施術は、デザインや色の失敗どころか、健康被害のリスクも高まります。また、施術中にトラブルが発生したときに適切な処置を受けることもできません。施術を受ける際は、必ず医師もしくは看護師が施術を担当する医療機関を選ぶようにしましょう。

施術担当者をオープンにしているクリニックを選ぼう
前述のとおり、医師もしくは看護師のみが施術を担当できます。気になっているクリニックの施術担当者は医師なのか看護師なのか、ホームページなどで確認しておきましょう。
あわせて実績をチェックすることもおすすめします。実績は、知識や技術力の裏付けになり、安心して施術を受けられます。

症例写真をチェックしよう
症例写真はクリニックの実績でもあり、仕上がりをイメージするための重要な材料です。クリニックのホームページで確認するか、カウンセリングで見せてもらいましょう。

希望のデザインをしっかり共有し、できる範囲を確認しよう
施術後に「希望していたデザインと違う」と後悔しないように、施術前のカウンセリング等で、自分の希望をしっかりと伝えましょう。
また、各クリニックで施術方法が違ったり、対応可能な範囲が違ったりするので、確認が必要です。例えばアイラインの場合、「まつげとまつげの間のインラインへの施術は可能なのか、アウトラインだけなのか」、「色素の色は調整できるのか」などを確認して自分の希望に合うか判断しましょう。

回数や料金は丁寧に説明してもらい、しっかりと聞こう
必要な施術回数やタイミング、料金、注意点などを丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。施術回数や施術後の注意点は、きちんと守らないと、きれいに着色しない、色素の変色、退色といった失敗につながります。説明された内容はしっかりと聞き、不明点があれば質問をして解決しておきましょう。

アートメイクは除去できる?

除去できるかできないかでいえば、「除去できる」のですが、なるべく除去しなくていいように、クリニック選びやデザインの決定を慎重に行いましょう。
アートメイクは、ターンオーバーで自然と薄くなり、それからデザインを修正するのが通常です。どうしてもデザインを変えたい場合や都合があって除去したい場合は、レーザー機器を使って除去します。
除去にはもちろん、料金も手間もかかるということを念頭に置いておきましょう。

アートメイクの施術の流れ

では、実際にアートメイクの施術をするときの流れを確認しておきましょう。順を追って説明します。

  1. 予約
  2. カウンセリング
  3. 診察
  4. デザイン決め
  5. 麻酔
  6. 施術
  7. アフターカウンセリング

 

  1. 予約
    WEBサイトや電話などで、カウンセリングの予約を取ります。
  2. カウンセリング
    無料で行っているクリニックもあります。施術の説明を受けて、疑問点や不明点があれば解決しておきましょう。
  3. 診察
    医師による診察を行います。肌の状態のチェックやアレルギー、肌質の確認をします。
  4. デザイン決め
    希望のデザインをクリニックに伝えましょう。似合うデザインをプロの目線から提案してくれるクリニックがおすすめです。
  5. 麻酔
    麻酔を塗ります。麻酔によって、施術時の痛みはある程度軽減されます。
  6. 施術
    いよいよ施術です。医師もしくは医師の指導の下看護師が行います。
  7. アフターカウンセリング
    施術が終了したら、アフターケアについて説明があります。説明された内容はしっかり守って、適切なアフターケアを行いましょう。

VENUS BEAUTY CLINICならこんな施術が可能

当サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも、アートメイクの施術を行っています。
当院のアートメイクの特徴をいくつか紹介します。ご興味があればお気軽にお問い合わせください。

アートメイクの資格を持った看護師が施術を担当
当院では、医師の指導の下、アートメイクの資格を持った看護師が施術を担当しております。ご安心ください。

眉毛アートメイクではお顔の骨格やお顔の作りに合わせた黄金比率をご提案
眉毛は、お顔の印象を左右する重要なパーツです。当院では、お顔の骨格やお顔の作りに合わせた黄金比率をご提案しています。鼻や口とのバランスも大切です。その人を最も美しく見せる黄金比率の一定ルールをもとに、患者様のご希望をお伺いしながらバランスの取れたお顔になるよう、ベストなデザインをご提案します。

4Dストローク VB medical artで立体的な目元に
眉毛のアートメイクには4Dストロークという技法を採用しています。4Dは、数年前まではなかった新しい技術です。毛並みに合わせて一本一本丁寧に描いていき、立体的で自然な仕上がりです。

色素の調合でご希望の色味に
色素は、ご希望や肌質、肌色に合わせて調合できます。発色を見て2回目以降の調合を変更することも可能です。

アフターケアにも力を入れています
当院では、施術後も患者様に安心して過ごしていただくことを重視し、アフターケアに力を入れております。ご不安な点や疑問点などがあれば、お気軽にご連絡いただいています。

アートメイクヘアアートメイク

監修ドクターSUPERVISOR

佐藤 翼Tsubasa Sato美容外科医

昭和大学医学部卒業後、今給黎総合病院形成外科、昭和大学病院形成外科、昭和大学藤が丘病院形成外科、大手美容クリニックで研鑽を積みVENUS BEAUTY CLINIC院長に就任する。

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