アートメイクとは
アートメイクとは、専用の器械を使い、皮膚の表面から0.02~0.03mmくらいのごく浅いポイントに薬剤を使用して着色していきます。皮膚からごく浅いポイントに色素を入れて1本ずつ針で描いていく、通常のメイクとは違う、汗や水でも落ちないメイクです。
施術中は、塗り薬タイプの麻酔薬を使用しますので、痛みを軽減することができます。
針を使って色素を描き入れると聞くと、かつての刺青(イレズミ、タトゥー)を思い浮かべるかもしれません。しかしアートメイクは落ちることのない刺青とは違い、少しずつ色素が薄くなっていく「メイク」なのです。
大きな違いは、色素を入れていく深さにあります。刺青は、皮膚から2mm程度の深いところに色素を入れていきますが、アートメイクは皮膚からごく浅いところに薬剤を使って色素を入れるため、皮膚の新陳代謝により少しずつ薄くなっていきます。
そのため個人差(患者さまの年齢、肌質、新陳代謝のスピードなど)はありますが、およそ1~2年が経過すれば、お顔立ちやその時のトレンドに合わせて、色やデザインを修正していくことができます。
お顔の骨格やお顔の作りに合わせた黄金比率をご提案
黄金比率 × デザイン
眉の描き方一つで、その人の印象はグッと変わってきます。眉の形、太さ、色の濃さを少し変えるだけでも、見た目の印象は変わるのです。
眉には、その人をもっとも美しく見せる「黄金比率」があります。ほとんどの人は左右の眉の形が微妙に違いますが、眉の「黄金比率」は左右ともに一定のルールがあります。
眉頭:内側の目じりの真上から始まる
眉山:黒目の終わり~白目の終わりの真上
眉尻:小鼻のわきから目じりの延長線上
高さは眉頭の下辺と水平な高さまでとする
もちろん、鼻や目など個人のパーツとのバランスも大切。特に目は眉の黄金比率を決める元となるパーツですから、目の形や大きさが、眉の形を決める大きなポイントとなります。
毎朝のメイクで、左右の眉を同じ形や太さ、同じ色のバランスで描くのは大変です。
ヴィーナスビューティークリニックでは、患者様のご要望を伺いながら、目とお顔全体のバランスを見て、眉の位置と形、太さや色を決めていきます。
アートメイクができるのは医療者だけ
アートメイクは、医師、もしくは医師の指導を受けた看護師しか、施術することができません。
平成13年11月8日、厚生労働省より、「針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為」は、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する、という通知が出されています。アートメイクもこれに該当しますので、医療従事者が施術を行っているかどうか、きちんと確認するようにしましょう。
ヴィーナスビューティークリニックでは、しっかりとした衛生管理を行い、医師による指導の下で看護師が施術を行っています。
アートメイクのデメリット
アートメイクには、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることがございましたらご遠慮なくご質問ください。
薬剤へのアレルギー:クリーム状の麻酔薬、アートメイク用の薬剤にアレルギー反応を起こしたことがある方は、リスクが高くなりますので医師にご相談ください。
施術による痛み:麻酔薬を使用しますので、痛みはかなり軽減されますが、中には軽い痛みを感じる方もいらっしゃいます。施術中に痛みを感じた時は、遠慮なくお知らせください。医師の診察を行うことがあります。
施術後の赤味や腫れ:人の体にとって安全な器械と薬剤を使用しますが、体の中にごくわずかとはいえ異物を入れることになりますので、ある程度のダウンタイムがあります。数日程度で治まってきますが、必要に応じて医師によるアフターフォローを行います。
理想の形にならない:アートメイクは、一つひとつ手作業で行います。事前に丁寧なカウンセリングを行い、患者さまの理想に極力近付けた形を描いていきますが、万が一理想の形にならなかった場合はリメイクすることができます。