ダーマペンとは
極細の針を真皮層まで通し、創傷治癒力を利用して肌の再生を図る治療法です。私たちの肌には、何かしらの刺激を受けて傷がつくと、元通りに治そうとする能力が備わっています。これが「創傷治癒力」です。そして傷が治った肌は、元の肌よりも若く新しい組織で作られていきます。
ダーマペンを使用することで、お肌が本来もつ「お肌の傷を治そうとする力」を呼び起こすことができ、お肌全体の若返りが期待できます。
期待できる効果
毛穴の開き・ニキビ跡・シワの改善
開き気味の毛穴を目立たなくさせたい方、ニキビ跡をキレイにしたい方、シワを改善したい方におすすめします。針の長さが調整できるため個々の症状(お肌のトラブル、お悩み)に合った治療が可能です。痛み、出血がほとんどなく、ダウンタイムが短いという特徴もあります。
ダーマペンは、1回の施術で効果を実感でき、繰り返し行うことでより効果が続きます。当院では、患者様のお悩みに合わせて適切な治療を提供しています。
ダーマペンはいちご鼻にも効果はある?
ダーマペンはいちご鼻にも効果的です。いちご鼻の原因は、皮脂の過剰分泌や紫外線、ターンオーバーの乱れなどで毛穴に詰まった角栓・毛穴の色素沈着などがあります。
ターンオーバーが正常であれば、毛穴汚れが自然に排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れたり、紫外線対策を行っていなかったりすると、古い角質やメラニン色素が蓄積します。毛穴汚れが排出できず、黒ずみになってしまうのです。
ダーマペンは先端が細いので、小鼻のように凹凸がある部位の施術にも適しています。
施術によってターンオーバーを促進し、毛穴汚れが排出しやすい状態になれば、いちご鼻の改善ができます。また、コラーゲンやエラスチンが生成され、ハリや弾力がアップし、毛穴の開きにも効果的です。
ダーマペンの特徴
あらゆるニキビのお悩みに対応
ニキビの症状は、赤ニキビ、白ニキビ、色素沈着により残ったニキビ跡やクレーターとなってしまったニキビ跡など、人によって異なります。
ダーマペンは、さまざまなニキビのお悩みに広く対応できます。どの治療法が最適かわからない場合でも、カバー範囲が広いため、安心して施術を受けられるでしょう。
白ニキビや赤ニキビは、ダーマペンの針によって、ニキビの原因である菌や膿を除去可能です。これは白ニキビや赤ニキビの治癒を早められることはもちろん、色素沈着やクレーター化の予防にもなります。
また、ダーマペンで肌に穴をあけた箇所に「成長因子」を導入することで、肌のターンオーバーを早められます。ターンオーバーが早まれば、ニキビ跡も薄まっていき、やがてきれいになくなります。
クレーターになっているニキビ跡は、傷が表皮よりも深い真皮層まで届いている可能性があります。ダーマペンは深さ3mmまで調節できるので、深い箇所の治療も可能です。
真皮層に小さい傷をつけ、傷の回復とコラーゲンの増幅を促すことで、次第にクレーターが盛り上がってふさがります。深いクレーターをふさぐには複数回の施術が必要ですが、一回の施術を受けるだけでもクレーターが目立たなくなります。
ダウンタイムの短縮
ダーマペンは髪の毛より細い針で、肌に対して垂直に穴をあける仕組みです。肌の赤味や出血を引き起こしにくく、ダウンタイムを短くすることも実現できます。施術当日約6時間後から、化粧水や日焼け止めクリームの使用が可能です。
施術中の痛みに配慮
極細の針での施術は、痛みを感じにくくするというメリットがあります。加えて、施術前には肌表面に麻酔を行うため、痛みを感じることはほぼありません。
医師によるアフターフォローもありますので、痛みや麻酔に関して不安がある方はカウンセリングにて遠慮なくご相談ください。
ダーマペン4と従来のダーマペンとの違い
従来のダーマペンが12本の針で毎秒1,300個の穴をあけるのに対し、ダーマペン4は、16本の極細針で毎秒1,920個もの穴をあけることが可能になりました。
振動数も1秒に120回と進化しており、施術時間の短縮、肌にかかる負担の軽減にもつながっています。
さらに、3mmの深さまで調節できるようになったことで、「成長因子」を肌の奥まで浸透させ、より効果的なターンオーバーが期待できます。
また、ダーマペン4は、針の長さも0.1mmごとに調整でき、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせた施術が可能です。目の周りの皮膚が薄い部位でも使用できます。
ダーマペンの仕組み
ダーマペンを使ってお肌に小さな穴を開けると、お肌は傷を治す力(自然治癒力)を働かせて、元の状態に戻そうとします。お肌の傷が治るまでの過程で、真皮の中では、お肌を美しく保つために必要な、コラーゲンやエラスチンなどが新たにつくり出されていきます。これにより、ハリのあるお肌、ぷるぷるとしたお肌へと若返る効果が期待できますので、シワやタルミへの効果も期待できるのです。
また、ダーマペンで開けた穴に、お肌のうるおいやハリを取り戻すような「成長因子」を含む成分を浸透させることで、より美しい肌へと導いていきます。
当院の患者さまの場合、一回の施術で効果を実感できることが多いようです。ダーマペンは、繰り返し治療を行うとより効果的です。個人差はありますが、1ヶ月後を目安に治療を受けると、効果が長く続きます。
ヴィーナスビューティーリニックにて使用するダーマペン4では、0.2mmと3.0mmのニードルが追加となり、従来よりも幅広い穿刺深度を選択できるようになりました。
中でも3.0㎜のニードルによる穿刺深度は、従来のダーマペンと比較すると最も深く、厚みのある「線維性組織」でも有効的な治療効果が期待できます。
目の周囲やデリケートゾーンの小じわ、ニキビ跡などの毛穴治療では、ニードルの深度を0.1mm単位で選択することも可能です。
ヴィーナスビューティーリニックでは、お一人おひとりのお肌やシワの状態、ニキビ・傷跡の深さなどに応じ、16本のニードル、25段階の穿刺深度、5段階の穿刺速度の中から最適な方法で調整を行い、より良い結果が得られるように全力を尽くしております。
セルフダーマペンの危険性
自宅で簡単にケアでき、経済的なセルフダーマペンに注目が集まっています。その一方では、自己流のケアによる肌トラブルの相談も増えています。
ダーマペンは医療機関のみが取り扱いを認められています。
セルフダーマペンは医療機器ではなく、安全性の保障もありません。間違った使用で仕上がりにムラができたり、正常で綺麗な状態の肌を傷つけたりする可能性があるのです。
美容クリニックの施術であれば、必ず医師が患者様の肌状態をしっかり診察し、ダーマペンの治療が必要かどうかの判断をします。治療が必要な場合には、適切な深さや薬剤を選択し、医療従事者が治療を行います。
セルフダーマペンの危険性を知り、まずは医師によるカウンセリングを受けることをおすすめします。
水光注射を超えた究極のマッサージピーリング
マッサージピール × ダーマペン4
ヴェルベットスキン治療とは
毛穴・美白・美肌・引き締め・ハリ感のアップがより期待できます
ヴェルベットスキン治療はダーマペン4を使用した究極のマッサージピーリング(PRX-T33)として注目されています。
ダーマペン4の施術により、1秒間で120回もの振動を行うことで皮膚に小さな穴をあけることができます。その数は1秒間でおよそ1,920個。これによりダーマペン4の施術後にマッサージピーリングを使用することでお肌にマッサージピーリングの薬剤がより浸透していきます。
お顔をマッサージしながらマッサージピーリングの薬剤を塗布しますので、究極のマッサージピーリングが受けられます。このヴェルベットスキン治療では美白、美肌、引き締め、小じわ改善といったマッサージピーリングの効果をよりしっかと期待できます。
※4週間~1ヶ月おきに4~5回程度の施術をおすすめしております。
ダーマペン4のオプション
MPF Rejuvenation Complex(MPFリジュビネーションコンプレックス)には、次のような成分が贅沢にブレンドされています。
●FGF(線維芽細胞成長因子)、EGF(上皮細胞成長因子)を含む8種類の成長因子
●ヒアルロン酸などの保湿成分
●20種類のアミノ酸
●2種類の機能性ペプチド
●11種類のビタミン
これらの成分が新陳代謝を促進し、細胞を活性化させ、皮膚組織の修復を促します。
※オプションにて、マスクパック(治療後の炎症・発赤を減少させる)もございます。
ダーマペンのデメリット
ダーマペンには、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。。
痛みはほとんどありませんが、施術中に痛みを感じた場合は、遠慮なくお知らせください。
表面麻酔を行いますので、強い痛みは感じない方がほとんどですが、ごく細いとはいえ針を刺しますので、中にはチクチクするような刺激を感じる方がいらっしゃいます。麻酔アレルギーがある方は、カウンセリングにてお知らせください。
施術による針穴はとても小さな穴ですので、数時間くらいでふさがりますが、その間は赤味が出ることがあります。また、とても小さな傷ではありますが、傷が治りにくい方などは跡が残る可能性があります。
ケロイド、皮膚炎がある方、重症の糖尿病、膠原病の方、金属アレルギーの方は施術をお控えください。
施術後に過度な日焼けをした場合、色素沈着が起こる場合がありますので、保湿剤や日焼け止めを使用し、紫外線には注意してください。ただし、施術後6時間は、保湿剤、日焼け止めは使用しないでください。
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。