鼻中隔延長とは
鼻中隔延長は、鼻中隔にご自身の耳介軟骨を移植して延長した先に鼻翼軟骨を縫い付け、鼻尖(鼻先)を下げる方法です。
鼻尖が下がるため、正面から見たときに鼻の穴が目立たなくなり、豚鼻や短い鼻の改善が期待できます。
また、鼻尖が下がることによって鼻全体のバランスが整い、団子鼻が目立たなくなるなどのメリットもあります。
鼻中隔の延長にはご自身の軟骨を用いるため、術後の安定性が高く、しなやかで自然な鼻筋を形成することが可能です。
鼻中隔の延長距離や向きなどを慎重に検討する必要がある鼻中隔延長は、オープン法(鼻中を横切って切開する方法)で行いますが、傷跡は小さく、術後3ヶ月程度でほぼほぼ気にならなくなります。
鼻中隔延長の施術について
マーキング、デザイン
カウンセリングでお伺いした「実現したい理想の鼻」を、具体的に確認します。
麻酔、手術鼻中隔に移植する耳介軟骨を採取します。採取にあたって、耳の後ろおよそ2cmほどを切開します。
手術鼻中部分を切開し、カウンセリングでお伺いした「実現したい理想の鼻」の形に沿って、採取した耳介軟骨を移植します。
縫合鼻尖を下に引き下げた状態で縫合します。縫合後は、3~7日間程度、鼻ギプスをつけていただきます。
鼻中隔延長の効果について
鼻中隔を延長することで、欧米人のようなスラリとした鼻を手に入れることができます。
これにより、
・上向きの鼻、豚鼻(正面から見て鼻の穴が目立つ)
・団子鼻
・低い鼻
・短い鼻
などを解消することができ、お顔全体の印象を大きく変えることができます。
ご希望の鼻尖の位置は、カウンセリング時に丁寧にお伺いいたします。
ぜひ、実現したい理想の鼻について詳しく教えてください。
人工物を使わず、ご自身の軟骨を用いて鼻中隔を延長しますので、術後の安定性が高く、しなやかで自然な鼻先を形成することができます。
また、術野の広いオープン法で行いますので、左右のバランスも整えやすく、安全かつ確実にご希望のデザインを実現することが可能です。
耳介・肋軟骨・鼻中隔軟骨について
鼻中隔延長の施術において、採取する軟骨は手術前の状態や希望する鼻の形状に応じて選ばれます。主な採取箇所として、耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨が考えられます。
耳介軟骨は耳の裏側から採取し、ある程度の大きさの軟骨を得ることができます。しかし、薄くて柔らかいため強度に乏しく、鼻中隔延長施術に向かない場合があります。
肋軟骨は、比較的大きく厚みがあるため、大規模な鼻中隔延長施術に向いています。ただし、肋軟骨を摘出する際には、胸部に数センチの傷跡が残ります。
鼻中隔軟骨は、鼻に最も適した形状と厚みを持っていますが、軟骨そのものが小さく、必要量が採取できない可能性があります。しかし、施術箇所と採取箇所が同一のため、傷跡を最小限に留められるというメリットがあります。
同時に行うことが多い施術
鼻中隔延長の施術と同時に行うことが多い施術について紹介します。
鼻の先端部分の形状を整えることで、鼻全体がスッキリとします。スマートな鼻筋になりたい方におすすめです。
耳の軟骨を鼻先に移植して形を整えることで、鼻先が高くなり、鼻の穴が目立たちにくくなります。
鼻中隔延長のビフォアアフター
鼻中隔延長のリスク、副作用、合併症
鼻中隔延長には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、形成外科の医師によるカウンセリング・アフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
術後3~7日間程度は鼻ギプスの装着が必要
術後約1週間は強い腫れが出ることがある
一時的に鼻先の感覚が鈍くなったり、硬く感じることがある
一時的に鼻の中から出血する場合がある
耳介軟骨の移植位置によっては、鼻先が丸く感じられることがある
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。