ピアス穴修正とは
ピアス穴を修正したい人は意外に多くいます。例えば、開けたものの左右の耳でピアス穴の高さが違っていたり、大きなピアスをし続けたために拡張してしまったりということがあります。また、寝ているときにもピアスをしている人はピアス穴が大きくなりやすい傾向にあります。次から次へと開けてしまったものの、ファッションの好みの変化もあり、一つだけ残して後は塞ぎたいという人もいるでしょう。
そんなときには、形成外科医がいるクリニックで手術を受けて、ピアス穴を修正することをおすすめします。クリニックではピアス穴をご希望に合わせて小さくしたり、きれいに塞いだりすることもできます。手術といっても施術時間は短く、痛みもほとんどありません。耳の形状や穴の状態に合わせて、最適な方法で修正を行っていきます。
ピアス穴修正の施術について
ピアス穴を塞ぐには、広がってしまった穴の内側の皮膚を薄く切って、皮膚同士を縫合します。体には自然に治癒する力があるので、やがて皮膚も肉もお互いにくっつき、だんだんと傷が目立たなくなっていくのです。手術をしなくても穴は塞がりますが、その場合には中にしこりのようなものが残ってしまいます。また、ラージホールの場合には自然に塞がることはありません。その点、手術の場合にはしこりもできず、ラージホールでも塞ぐことが可能です。
手術の順番は、まずは消毒をして局所麻酔を行います。そして、パンチという皮膚を切る道具を使って、ピアス穴の内側の皮膚を切除しすぎないように細心の注意をはらいながら薄く切り取ります。皮膚を切るというと怖いかもしれませんが、ピアス穴を開けたときとほぼ同じ感覚です。
そして細い糸を使って丁寧に縫合します。術後はだいたい1週間後に抜糸を行います。それより短いとまだ皮膚同士がくっついていないため傷口が開いてしまう可能性があります。傷の大きさにもよりますが、1~2か月すると赤みも引くようになります。
大きいピアス穴を小さくしたい場合には、一部のみを縫合して大きさを調整することも可能です。大きすぎる穴は縫合すると、空洞になっていた分だけ穴が内側に入って変形しやすいのですが、丁寧な施術で可能な限り耳たぶの変形が気にならないような仕上がりを目指せます。
カウンセリング
医師が実際に耳の状態を確認し、どのような施術にするかご提案します。できるだけ患者様のご要望にそうようにします。手術内容や術後のことについて詳しくご説明するとともに、手術に関する費用やお手続きのお話をさせていただきます。また、安全に手術を行うためにアレルギーや既往症についてもお聞きします。
マーキング・デザイン
ベッドに横になっていただきます。耳の状態に合わせながら、もっともよい状態になるように切除する箇所についてデザインし、マーキングをします。マーキングした線に沿って切除を行います。
麻酔・手術
消毒をした上で局所麻酔を行います。手術については、穴を完全に塞ぎたい場合、大きい穴を小さくしたい場合など、それぞれの状況に合わせて行います。
縫合
縫合をして傷を塞いで終了となります。入院せず、その日にお帰りいただくことができます。後日、抜糸をします。最初は違和感があるかもしれませんが、次第に気にならない程度になっていきます。
ピアス穴修正の効果について
耳は顔のすぐ横にあるため、相手の印象に残りやすい場所です。そのため就職活動の面接時にピアスを外しても、穴が大きい場合は目立ってしまいます。また、フォーマルなシーンでシンプルなピアスにしようと思っても、穴が目立って似合わないということもあります。
ですが、ピアス穴を修正することで目立たなくなる方も大勢いらっしゃいます。細い糸を使い、跡が残りにくい施術をしますので、ピアスを外して耳を出すことにも自信がもてるようになります。
また、穴が大きすぎたためにピアスキャッチが穴をすり抜けてしまって、大切なピアスを紛失してしまうこともありますが、ピアス穴の大きさを修正することできちんと留めることができるようになります。
ピアス穴修正のリスク、副作用、合併症
ピアス穴修正には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
赤み、かゆみが出る場合があります
傷の痛み、発熱、腫れが見られる場合があります
体質によってはケロイド状になることがあります
ごくまれに膿むことがあります
妊娠中、授乳中の方は、施術ができません