メディオスターとは
従来の毛根をターゲットにした脱毛の施術で挫折をしてしまった方や、日焼けにより施術を受けることが出来なった方、また産毛や細い毛もしっかりと処理したい方にお勧めしております。
現在、多くの美容クリニックや美容皮膚科などで使用されている脱毛器機では、脱毛レーザー照射により毛根を熱破壊したときに衝撃が発生し、それが痛みの原因となっています。
メディオスターNext PROは、毛根を破壊するのではなく「バルジ」と呼ばれる発毛因子を破壊することで、毛の再生を防ぎ、脱毛効果を導き出しています。
期待できる効果
痛みに弱い方、あまりの痛さに脱毛を途中で諦めてしまった方、強い痛みが我慢できないくらい苦手、以前永久脱毛にトライしていたけど痛すぎて通うのをやめてしまったという方に、メディオスターNext PROでの脱毛をお勧めしています。
従来の一般的な脱毛法の強い痛みと衝撃は、毛根がレーザー照射によって熱破壊された時に発生します。
ヴィーナスビューティークリニックで使用しているメディオスターNext PROは、毛根よりも浅い層に存在する「バルジ」と呼ばれる部分のみをターゲットとしてダイオードレーザーを細かく照射し、じわじわと蓄熱を行うことで、バルジを破壊します。
毛根に栄養を与えるバルジを破壊すると毛が成長できなくなるため、毛根にある毛母細胞を破壊しなくても、永久脱毛が可能となります。
このような特性から、通常の脱毛レーザーと比べると衝撃が少なく、火傷などのリスクも少ないとされ、最小限のリスクでの脱毛が可能となるのです。鼻下やすねの根元あたりなどの「痛みを強く感じる箇所」であっても、麻酔等の必要が無い患者さまが多くいらっしゃいます。
肌へのダメージが少ない
従来のレーザー脱毛は、強力なレーザーを皮膚のより深い部分に照射するため、施術後に強い赤みや軽い火傷などがありました。また、毛根周辺に熱が加わりダメージを受けた毛包に細菌が感染して、毛嚢炎(もうのうえん)という皮膚炎を引き起こしてしまうことが多くあります。
メディオスターNext PROは、毛根よりも手前の浅い位置にあるバルジのみをターゲットとしていることと、弱いエネルギーでじっくりと熱を加えていくので、お肌へのダメージを最小限に控えることができます。
照射し続けると、次第に強い熱を感じてきます。この熱によりバルジ領域にダメージを与えるわけですが、メディオスターNext PROは、ハンドピースに強力な冷却装置がついており、冷却しながら照射可能なため、患者さんの肌への負担も少ないといえます。照射後の赤みもほとんどありません。
日焼けした色黒の肌、黒色肌にも効果的
通常、色の黒いものに過剰に反応するレーザー機器の場合、火傷のリスクも出てきますので、施術は受けられません。しかし、メディオスターはメラニンの吸収率が低く、波長も長く、照射するレーザーのエネルギーも弱いですから、色黒の方でも脱毛可能です。
来院の目安
部位によって違いがありますが、2ヶ月に1度の照射を5回前後受けて頂くことで、目立たなくなります。患者さまの皮膚の色調、年齢、どの程度毛を目立たなくさせたいのか、脱毛する部位などにより、効果の違いはあります。
産毛や細い毛にも効果的
従来式は毛根のメラニンをターゲットにしていたため、メラニン色素の少ない産毛にはあまり効果が得られませんでした。しかし、メディオスターNext PROはバルジをターゲットにしているため、産毛に対しても高い脱毛効果が期待できます。
産毛は濃い毛に比べるとレーザーへの反応が低下しますので、脱毛完了までの回数はかかる傾向にあります。また、患者さまの皮膚の色調、年齢、どの程度毛を目立たなくさせたいのかなどにより、効果の違いや施術回数の違いはあります。
メディオスターによる効果の仕組み
同じダイオレーザーを使用した脱毛機に、ショット式のものがあります。これは、高出力のレーザーをパチッと単発で照射する方法です。照射時の熱が高いため、痛みも伴います。
一方、メディオスターNext PROは蓄熱式です。毛根よりも浅い層にあるバルジ領域に低出力のレーザーを照射し、じわじわ熱を加えていく方法です。ハンドピースに内蔵されたダイオードに電流を流すことで、808nmこれらの2つの波長をうまく組み合わせることにより、さまざまな脱毛が可能となります。
従来の脱毛機とメディオスターNext PRO
従来のアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーの機器との大きな違いは、照射ターゲットが違うということです。アレキサンドライトやヤグレーザーはレーザーで毛根に強いレーザーを当て、毛包や毛根を破壊します。レーザー光エネルギーが黒色に反応し、熱エネルギーに変わることで脱毛を行います。
一方のメディオスターNext PROは、バルジ領域にじっくりと熱を与えて破壊します。そのため、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーでは、レーザー光が毛根よりも手前にある毛に反応してしまうこともあり、十分に照射ができない可能性があります。
メディオスターNext PROは、毛根ではなく、バルジ領域にダメージを与えるため、打ち漏れが少ないという仕組みです。効率的に短い時間での脱毛が可能となり、患者さまの負担を少なくすることに繋がります。
毛周期って知っていますか
実は、レーザー脱毛と毛周期には密接な関係があります。
毛周期とは、毛の生まれ変わるサイクルのことをいいます。
体毛は常に一定のサイクルで生え変わっており、毛周期は大きく分けて「成長期」「退行期」「休止期」3つの段階があります。
レーザー脱毛は、毛がないと脱毛はできません。つまり「成長期」の毛にしか効果がないということです。
その成長期はどのタイミングでくるのでしょうか。毛周期には個人差があり、さまざまです。部位によっても毛周期は変わってきます。成長期の見極めは難しいですが、医師のアドバイスを受けながら施術のタイミングを決めていくとよいでしょう。
メディオスターNext PROのデメリット
メディオスターNext PROには、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
レーザー照射により、照射部位や照射周囲部の多毛化や硬毛化などが発生する可能性があります。
少し熱いと感じる程度の痛みです。施術部位によっては痛みを感じやすいことがあります。施術中に痛みを感じた場合は、遠慮なくお知らせください。
チャームポイントとなるほくろやタトゥーなど、色素が薄くなる可能性があります。
施術後、肌が赤くなることがあっても、時間の経過とともに落ち着きます。症状が改善されない場合は、速やかに再診してください。
施術前の日焼けは避けてください。
施術後に過度な日焼けをした場合、色素沈着が起こる場合がありますので、保湿剤や日焼け止めを使用し、紫外線には十分注意してください。
光感受性が高い方、治療部位にがん病変及び前がん病変がある方、治療部位に有毛の母斑がある方、ケロイドがある方、ヘルペスや皮膚炎がある方、治療部位に開放創または感染創がある方、光感受性の医薬品を使用している方は施術を受けられません。かかりつけの医師に確認してから、カウンセリングにてご相談ください。
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。