陥没乳頭とは
陥没乳頭の治療は、乳房の方にへこんでしまっている状態の乳頭を、正常な状態にする施術です。
普段はへこんでいても刺激を与えたり指で引っ張ったりすると出てくるものを「仮性陥没乳頭」、陥没したままのものを「真正陥没乳頭」としています。
状態によって適した施術方法は違いますが、外科的に乳頭の陥没の癖を取り除いたり、癒着を除去したりといった施術を行います。
乳汁の分泌機能を維持するために乳管を温存する方法は出産前の女性に、乳管を切断する方法は授乳を行わない女性に向いています。
陥没が解消し見た目が改善するほかに、出産後に授乳しやすくなる効果、くぼみに雑菌が入って炎症を起こすリスクを軽減する効果が期待できます。
陥没乳頭の施術について
仮性か真正かによって、またその程度によって施術方法は変わります。患者様の状態に合わせて、切開の部位や縫合の仕方などを、医師と相談の上で決めます。
カウンセリングサイトから、または電話にてカウンセリングの予約をします。カウンセリング日程が確定しましたら、当日にご来院ください。ご希望や悩み・不安なことなど、何でも相談しましょう。
施術方法の決定カウンセリングの内容をもとに医師による診察を行います。ご相談の上、施術内容を決定します。
麻酔、手術施術の際には、局所麻酔を行います。希望によっては麻酔方法を切り替えることも可能です。陥没した部位を突出させて癖を取り除きます。陥没の程度によりその方法は異なります。
縫合乳頭の突出が、十分な状態で縫合します。良好な状態で癒着させるために、器具を装着します。
陥没乳頭の効果について
陥没乳頭の治療をすることにより、左右の非対称などの見た目のコンプレックスから解放されます。また陥没乳頭は美容上の問題よりも機能的な問題の方が大きく、将来授乳を考えている人は治療しておいた方がよい疾患です。条件を満たすと保険が適用される場合がありますので、まず診察を受けてみることをおすすめします。施術することにより、授乳に対する不安や乳腺炎などへの感染リスクが解消します。
引っ張れば出てくる仮性陥没乳頭の場合でも、くぼみに菌が入って炎症を起こしやすい状態を改善することは、健康上大きな意味があります。施術による傷跡も残りにくく、治療後は精神的な苦痛から解放され、気分が明るくなる効果も得られます。
当院の医師について
当院の手術は美容外科に精通する形成外科出身の医師が行います。
当院の美容外科手術はカウンセリングからアフターフォローまで、すべて日本形成外科学会所属の専門医もしくは出身の医師が行ないます。
形成外科専門医は長年研鑽を積み、その範囲において高度な専門医療技術を持つ医師です。その技術は美容外科手術においても、高く評価されております。
美容医療において、専門医によるカウンセリングを提供することは、患者様がより安心して治療を受けられるようにするための重要な要素であり、専門医は、その豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を立てることができます。ぜひ、ご安心してカウンセリングにお越しください。
形成外科とは
形成外科とは、人の体表面(皮膚や見た目)に関する外科の一つです。この分野では、体にできた傷や、生まれつきの異常、体の一部が失われた状態、腫瘍(しこりやできもの)の治療、美容的な手術など、さまざまな問題を扱います。形成外科の大きな目的は、手術を通して人の見た目や機能を改善し、その人が社会で快適に生活できるようにすること、つまり生活の質を向上させることにあります。
例えば、体のどこかに傷があると、その人は見た目について気にしたり、他の人にどう思われるか心配したりすることがあります。このような見た目の問題は、人の心にも大きな影響を与えることがあります。心の問題は通常、精神科医がカウンセリングや薬で治療しますが、形成外科では、手術を通じてこのような心の悩みを解消しようとするので「精神の手術」と呼ばれる事もあります。
形成外科はそういった見た目の問題を手術で治す事で、人を幸せにするといった考えを持っている医療の分野です。
陥没乳頭のリスク、副作用、合併症
陥没乳頭には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
内出血
腫れ
傷跡の赤み
炎症や感染症のおそれ
乳頭の血流障害
妊娠中、授乳中の方は、施術ができません