バッカルファットとは?
「バッカルファット」とは、頬の内側にある脂肪の塊のことです。
皮下脂肪の下の筋肉よりもさらに下にあり、人がまだ類人猿であったころには必要とされていたものの、現在では役割を持たず、名残で残っているだけの脂肪です。
この不要な脂肪であるバッカルファットを除去することで、小顔効果やたるみの予防、改善などが期待できます。
若い時には気になることが少ない頬の脂肪ですが、加齢とともにどうしてもたるんでしまいます。頬がたるむといわゆる「老け顔」になってしまいますよね。
頬のたるみの原因として挙げられるのが、まずは筋肉の衰えです。表情筋が衰えると脂肪を支えられなくなってしまうのです。
次に、肌の保湿機能の低下が考えられます。水分量が不足していてハリがない肌と、ピンとハリのある肌、どちらが脂肪を支えることができるかと考えれば、もちろんハリのある肌ですね。
バッカルファットを除去し、筋肉や肌で支える脂肪が少なくすれば、たるみも起こりにくいということになります。
バッカルファット除去とは
バッカルファットとは頬の内側にある脂肪の塊のことで、年齢を重ねるにつれて垂れ下がるという性質があります。このバッカルファットが下がってくることによって、頬のたるみやほうれい線が目立ち、いわゆるブルドッグのようなお顔になってしまいがちです。
20〜30代の若いうちにバッカルファットを除去しておけば、加齢に伴うたるみを防ぐことが可能です。アンチエイジング対策にも最適で、幅広い年齢の女性から人気の施術となっています。バッカルファットは口の中から摘出するため傷跡が目立ちにくく、腫れが1日程度でおさまることも特徴です。施術翌日からいつも通りの生活を送ることができ、切除することで、顔が小さくなり若返りの効果と頬のたるみ予防の効果が期待できる施術です。
バッカルファット除去でのクリニック選びの注意点
施術後に後悔しないために、クリニック選びは慎重に行いましょう。
まず、「経験が豊富で実績のある医師を選ぶ」ことで、仕上がりは大きく左右されます。経験豊富な医師は、患者様一人ひとりの顔の細かい構造をしっかり理解し、バッカルファットの位置・量・左右差を見極めます。
一方で、知識や経験が少ない医師の施術の場合は、バッカルファットを除去しすぎて頬がこけたり、周辺の血管を傷つけて血腫ができてしまったりする可能性があります。
また、バッカルファット除去のみを行うクリニックでは、医師の技術に限界があり、患者様にとって最適な治療を受けられないことがあります。医師の経歴や口コミ・症例写真を事前に確認しましょう。
「施術後の保証やアフターケアが充実しているか」も重要です。万が一、手術後にトラブルや副作用を生じた場合の対応として、アフターケアをしっかり行っているクリニックを選ぶべきです。
他には、「施術のデメリットやリスクも説明してくれるか」が大切です。バッカルファット除去は切開を伴うため、副作用やダウンタイムのリスクがつきものです。カウンセリングの際に、医師がリスクを説明せず、とにかく施術を勧めてくる場合は注意が必要です。
バッカルファット除去について
口の内側、奥歯の皮膚を0.5~2cmほど切開してバッカルファットを摘出します。糸は2週間ほどで吸収されるため、抜糸の必要はござません。
カウンセリング
医師によるカウンセリングでイメージを丁寧にお伺いし、具体的な施術方法や効果、リスクなどをしっかりと説明いたします。
手術
麻酔が効いたことを確認し、口の内側、奥歯近くの皮膚を0.5~2cmほど切開。バッカルファットを引き出して切除します。
縫合
切開口を溶ける糸を使用して縫合します。抜糸の心配はございません。
バッカルファット除去の効果について
バッカルファット除去による最大の効果とも言えるのが「頬のたるみの改善」です。バッカルファットは年齢を重ねるにつれて垂れさがってきてしまいます。すると、同時にほうれい線が目立ちやすくなり、さらにマリオネットラインが強調されてしまうなど、お顔全体が実年齢より老けた印象になりがちです。
20〜30代のうちにバッカルファットを除去することで、将来的な頬のたるみやフェイスラインのゆがみを防ぐことも可能です。若い頃からエイジングケアとして施術を希望される患者様も増えており、人気のメニューとなっています。また、体はスリムなのにお顔がふっくらした方、丸顔でお悩みの方にも好評の施術です。
当院の医師について
当院の手術は美容外科に精通する形成外科出身の医師が行います。
当院の美容外科手術はカウンセリングからアフターフォローまで、すべて日本形成外科学会所属の専門医もしくは出身の医師が行ないます。
形成外科専門医は長年研鑽を積み、その範囲において高度な専門医療技術を持つ医師です。その技術は美容外科手術においても、高く評価されております。
美容医療において、専門医によるカウンセリングを提供することは、患者様がより安心して治療を受けられるようにするための重要な要素であり、専門医は、その豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を立てることができます。ぜひ、ご安心してカウンセリングにお越しください。
形成外科とは
形成外科とは、人の体表面(皮膚や見た目)に関する外科の一つです。この分野では、体にできた傷や、生まれつきの異常、体の一部が失われた状態、腫瘍(しこりやできもの)の治療、美容的な手術など、さまざまな問題を扱います。形成外科の大きな目的は、手術を通して人の見た目や機能を改善し、その人が社会で快適に生活できるようにすること、つまり生活の質を向上させることにあります。
例えば、体のどこかに傷があると、その人は見た目について気にしたり、他の人にどう思われるか心配したりすることがあります。このような見た目の問題は、人の心にも大きな影響を与えることがあります。心の問題は通常、精神科医がカウンセリングや薬で治療しますが、形成外科では、手術を通じてこのような心の悩みを解消しようとするので「精神の手術」と呼ばれる事もあります。
形成外科はそういった見た目の問題を手術で治す事で、人を幸せにするといった考えを持っている医療の分野です。
バッカルファットのリスク、副作用、合併症
バッカルファット除去には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるカウンセリング・アフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
手術後は切開した部分に腫れが起こったり、翌日以降も腫れを強く感じることがございます。また感染症などのリスクがございます。
肌質によっては施術後に肌のハリが少なくなったように感じられる場合がございます。
ごくまれに、顔面神経障害が起こる場合がございます。
妊娠中、授乳中の方の施術はできません。