腹部切除・臍形成(タミータック)とは
腹部切除は、たるんだ皮膚や皮下組織を切り取って、腹直筋を引き締めながら縫合する施術です。
脂肪吸引だけを行うと、見た目はスリムになりますが皮膚はたるんだままとなってしまいます。ダイエットに成功したけれど皮膚が伸びきって戻らない人、出産を経て腹部がたるんでしまった人などに向いています。
また臍ヘルニア、腹壁ヘルニアなどにより、腹部を垂直に走る腹直筋が左右に大きく分離していることがあります。この状態を修復する臍形成(タミータック)では、臍の位置を動かして余分なおなかの皮を切り落とす施術を行います。
どちらの施術も、見た目のコンプレックスはもちろん、腹直筋の分離を改善し機能を回復する効果も期待できます。
腹部切除・臍形成(タミータック)の施術について
腹部のたるみの程度によって、切開する部位や範囲が変わります。臍の位置が大切なため、周囲は切除しても臍は残し、最後に位置を再設定して縫合します。
カウンセリングインターネットまたは電話にて、カウンセリングの予約をします。カウンセリング日程が確定したら、当日にご来院ください。希望や悩み・不安なことなど、何でも相談しましょう。
マーキング、デザインカウンセリングの内容をもとに、医師による診察を行います。施術の方法やメリット・デメリットなどの説明があります。施術内容が決定したら範囲を決め、術前にマーキングをします。この施術では臍を残すことが重要となります。細心の注意を払いながら、マーキングを行います。
麻酔、手術施術の際には、硬膜外麻酔や全身麻酔を行います。あらかじめ決めた範囲で切開・剥離(はくり)していきます。臍を残して剥離したのち腹直筋を中心として縫縮(ほうしゅく)、余剰皮膚を切除し、臍の位置を決めていきます。余剰皮膚の量や臍の位置などによっては、切開する部位が増えることもあります。
縫合臍の位置を決め、縫合します。縫合部に過剰な緊張がかからないよう、注意して行います。
腹部切除・臍形成(タミータック)の効果について
腹部切除・臍形成を行うと、ぶよぶよとたるんだ腹部が引き締まり、見た目のコンプレックスを解消する効果があります。ダイエットや出産などでたるんだ部分は、脂肪吸引をしてもなかなかすっきりしません。しかし腹部切除の施術を行い腹直筋が引き締まることで、おなかが平らになり、くびれも生まれます。上腹部と下腹部の切除では皮膚が伸びることにより、体幹がシャープになるという効果もあります。
また臍ヘルニアや腹壁ヘルニアがあるケースでは、断裂している部分がふさがることで、痛みや、お腹にしっかり力が入らないといった症状が改善し、機能的にも大きな効果が期待できます。
当院の医師について
当院の手術は美容外科に精通する形成外科出身の医師が行います。
当院の美容外科手術はカウンセリングからアフターフォローまで、すべて日本形成外科学会所属の専門医もしくは出身の医師が行ないます。
形成外科専門医は長年研鑽を積み、その範囲において高度な専門医療技術を持つ医師です。その技術は美容外科手術においても、高く評価されております。
美容医療において、専門医によるカウンセリングを提供することは、患者様がより安心して治療を受けられるようにするための重要な要素であり、専門医は、その豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を立てることができます。ぜひ、ご安心してカウンセリングにお越しください。
形成外科とは
形成外科とは、人の体表面(皮膚や見た目)に関する外科の一つです。この分野では、体にできた傷や、生まれつきの異常、体の一部が失われた状態、腫瘍(しこりやできもの)の治療、美容的な手術など、さまざまな問題を扱います。形成外科の大きな目的は、手術を通して人の見た目や機能を改善し、その人が社会で快適に生活できるようにすること、つまり生活の質を向上させることにあります。
例えば、体のどこかに傷があると、その人は見た目について気にしたり、他の人にどう思われるか心配したりすることがあります。このような見た目の問題は、人の心にも大きな影響を与えることがあります。心の問題は通常、精神科医がカウンセリングや薬で治療しますが、形成外科では、手術を通じてこのような心の悩みを解消しようとするので「精神の手術」と呼ばれる事もあります。
形成外科はそういった見た目の問題を手術で治す事で、人を幸せにするといった考えを持っている医療の分野です。
腹部切除・臍形成(タミータック)のリスク、副作用、合併症
腹部切除・臍形成(タミータック)には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
瘢痕(はんこん)
内出血
感染症
皮膚壊死
血腫
妊娠中、授乳中の方は、施術ができません。