人中短縮術(リップリフト)とは
人中短縮術とは、鼻と上唇の間を短くする手術です。上唇リフト、リップリフトと呼ばれることもあります。
具体的には、鼻の下の皮膚を一部切除し、縫合するという方法をとります。これにより、短くなった皮膚に引っ張られる形で上唇が引き上げられ、人中が短くなります。
皮膚を切除した部分に傷ができますが、できる限りお鼻の穴の中に隠れる位置を切除するため、傷はほとんど目立たなくなります。また、この術式においては、真皮と表皮の2層縫合を行います。2層で縫合を行うことにより、術後の傷口の変形やひきつれを予防することができ、傷口も表に残りにくい綺麗な傷口となります。
術後は人中が短くなるだけでなく、上唇が上向きに、ふっくらとした印象になります。そのため、お顔全体が可愛らしく華やかな印象となり、小顔効果も期待できます。
口元の黄金比
黄金比とは、視覚的に最もバランスがとれていて、多くの人が直感的に美しいと感じる比率のことです。世界共通の美しさの指標で、定められた比率に近いほど美しく魅力的な顔だといえるでしょう。
理想的なバランス
口元の黄金比は、顔の下半分が美しく見える比率のことで、人中と口元の距離が1:2のバランスになります。鼻と上唇までの距離(人中)を1とした場合、下唇のボトムラインから顎下までの距離(口元)が2になるのが理想的です。
人中が長い
人中が長い場合、顔の下半分が広くなります。口元が強調され、のっぺりとした印象です。表情筋の衰えや老化なども人中が長くなる原因なので、エイジングケアとして人中短縮術が注目されています。
人中が短い
人中が短いと、若々しく可愛らしい印象があります。人中が短くて困るという悩みは比較的少ないです。ただし、人中が短すぎる場合は顎が長く見えてしまうので、顔全体のバランスが崩れます。
人中短縮術(リップリフト)の施術について
デザイン
どの部分の皮膚をどの程度切除するかによって術後のお顔の印象が大きく異なるため、理想とする出来上がりなどを含め、丁寧にご希望をお伺いし、鼻の下の切除する部分にマーキングを行います。
手術
基本的には、局所麻酔で行います。麻酔が効いたら、マーキングした部分の皮膚を切除します。局所麻酔ですから意識はありますが、痛みを感じることはありません。
縫合
皮膚切除部位を縫合します。真皮と表皮の2層で縫合を行うことにより、傷口が美しく、また時間が経っても変形してくる可能性が低くなります。
人中短縮術の効果について
鼻の下の皮膚を切除することにより、人中の皮膚が短くなります。その結果、切除した皮膚に上唇が引き上げられ、人中が短くなります。
人中が長いと、面長でのっぺりした印象となります。人中短縮術で短くすることで、小顔効果が期待できます。また、切除した皮膚に唇が引き上げられることで上向きでふっくらとした唇を手に入れることができます。唇も鼻や人中と同様お顔全体の印象を左右する重要なパーツです。人中短縮術では、一度で2箇所の印象を変えることができる手術ということもできます。
人中の長さと、下唇から顎までの長さは1:2が理想のバランスと言われています。人中を短縮し、理想のバランスに近づけることで、お顔全体が可愛らしく華やかな印象に近づきます。
鼻の下の輪郭に沿って切開と縫合を行うため、傷跡が目立ちにくい
人中短縮術の手術の傷跡が、過度に目立つことはありません。
鼻の下の輪郭に沿ってデザインを行い、デザイン通りに切開して鼻の下の皮膚や口輪筋の形態を修正し、縫合するためです。
術後一定期間は傷跡が気になるかもしれませんが、もともとの手術自体でしっかり処理されていれば、大部分が綺麗に治ります。
(ただし、日常生活の過ごし方によって傷跡が残る可能性があります。術後は医師の指示にしたがうようにしましょう。)
人中短縮術(リップリフト)のビフォアアフター
施術名 | 人中短縮術 |
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施術の説明 | 人中短縮術とは、鼻と上唇の間を短くする手術です。具体的には、鼻の下の皮膚を一部切除し、縫合するという方法をとります。これにより、短くなった皮膚に引っ張られる形で上唇が引き上げられ、人中が短くなります。皮膚を切除した部分に傷ができますが、できる限りお鼻の穴の中に隠れる位置を切除するため、傷はほとんど目立たなくなります。また、この術式においては、真皮と表皮の2層縫合を行います。2層で縫合を行うことにより、術後の傷口の変形やひきつれを予防することができ、傷口も表に残りにくい綺麗な傷口となります。 —術後は人中が短くなるだけでなく、上唇が上向きに、ふっくらとした印象になります。そのため、お顔全体が可愛らしく華やかな印象となり、小顔効果も期待できます。 |
施術のリスク (副作用) | ・傷口に赤みや腫れ、発熱が生じることがあります。 ・稀に傷口が化膿し、膿が出ることがあります。 ・術後しばらくはお口を動かす際につっぱり感や違和感がある場合があります。 ・稀に傷がケロイド化することがあります。 ・妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。 |
施術の価格 | 385,000~円(税込み) |
当院の医師について
当院の手術は美容外科に精通する形成外科出身の医師が行います。
当院の美容外科手術はカウンセリングからアフターフォローまで、すべて日本形成外科学会所属の専門医もしくは出身の医師が行ないます。
形成外科専門医は長年研鑽を積み、その範囲において高度な専門医療技術を持つ医師です。その技術は美容外科手術においても、高く評価されております。
美容医療において、専門医によるカウンセリングを提供することは、患者様がより安心して治療を受けられるようにするための重要な要素であり、専門医は、その豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を立てることができます。ぜひ、ご安心してカウンセリングにお越しください。
形成外科とは
形成外科とは、人の体表面(皮膚や見た目)に関する外科の一つです。この分野では、体にできた傷や、生まれつきの異常、体の一部が失われた状態、腫瘍(しこりやできもの)の治療、美容的な手術など、さまざまな問題を扱います。形成外科の大きな目的は、手術を通して人の見た目や機能を改善し、その人が社会で快適に生活できるようにすること、つまり生活の質を向上させることにあります。
例えば、体のどこかに傷があると、その人は見た目について気にしたり、他の人にどう思われるか心配したりすることがあります。このような見た目の問題は、人の心にも大きな影響を与えることがあります。心の問題は通常、精神科医がカウンセリングや薬で治療しますが、形成外科では、手術を通じてこのような心の悩みを解消しようとするので「精神の手術」と呼ばれる事もあります。
形成外科はそういった見た目の問題を手術で治す事で、人を幸せにするといった考えを持っている医療の分野です。
人中短縮術(リップリフト)のリスク、副作用、合併症
人中短縮術には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、形成外科専門医の医師によるカウンセリングとアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
傷口に赤みや腫れ、発熱が生じることがあります。
稀に傷口が化膿し、膿が出ることがあります。
術後しばらくはお口を動かす際につっぱり感や違和感がある場合があります。
稀に傷がケロイド化することがあります。
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。