鼻を高くしたい
鼻が低く横顔に自信が無い
筋の通った高い鼻を手に入れたい
メイクで鼻の低さをカバーするのが難しい
このように思っている方は、鼻の美容整形を検討するのも手です。ただ、鼻の整形にはさまざまな種類があり、どれを選べばいいのか分からない方も多いでしょう。施術の種類やメリットを解説します。
鼻を高くする方法とそれぞれのメリット
鼻を高くする整形の種類は、以下のとおりです。
隆鼻術:鼻全体を高くする
鼻尖形成:鼻先を高くする・尖らせる
鼻翼縮小:小鼻を小さくする
鼻中隔延長:鼻先を伸ばす・鼻の穴の見える範囲を減らす
段鼻・鷲鼻形成:鼻筋の一部を高くして段鼻を作る
隆鼻術(りゅうびじゅつ)
ヒアルロン酸注射
気軽に挑戦したい方におすすめなのが、ヒアルロン酸注射です。メスは使わず、ヒアルロン酸を鼻筋へ注入するだけなので、10分程度で施術が完了します。主なメリットは以下のとおりです。
・傷あとが残りにくい
・施術時間が短い
・ダウンタイムが少ない
・費用を抑えられる
ダウンタイムは数日間で済み、長期の休みを取る必要はありません。ただ、注入されたヒアルロン酸は少しずつ体内へ吸収されるため、2~3年ほどで元に戻ることが多く、持続性が無いのが欠点です。
プロテーゼの挿入
プロテーゼを鼻の骨膜の下に挿入して、鼻を高くします。プロテーゼとは、体に害を及ぼしにくい医療用のシリコンです。プロテーゼは人工軟骨とも呼ばれており、外側は柔らかな素材のため、触ってもほとんど違和感はありません。
・好みに応じて鼻の形状を変えられる
プロテーゼの高さや幅は自由に調整できることが多く、人それぞれの好みに応じて鼻の形を整えられます。ダウンタイムは1~2週間程度かかり、ヒアルロン酸注射に比べると高額になりやすいのが欠点です。
鼻尖(びせん)形成
鼻尖形成とは、鼻先の高さをアップする方法です。
鼻先が丸みを帯びている方は、大鼻翼軟骨(だいびよくなんこつ)が左右に広がっていることが多く、この軟骨を引き寄せて鼻先を高くします。
また、耳の軟骨を採取して鼻先へ移植する「耳介軟骨(じかいなんこつ)移植手術」もあります。鼻先が高くなるだけではなく、鼻先を尖らせたり鼻の穴を目立たなくさせたりと、自由に形を調節できます。
・鼻先がシャープに仕上がる
・団子鼻を解消できる
・好みに応じて鼻の形状を変えられる
鼻翼(びよく)縮小
鼻翼とは鼻の左右の部分(小鼻)を指します。鼻翼縮小は、小鼻や鼻孔(鼻の穴)の皮膚を取り除き、左右の小鼻の距離を縮めて鼻全体を小さくする施術です。
小鼻が大きい人は鼻尖の幅が広いことが多く、鼻翼縮小のみ行うと鼻尖がより幅広に見えたり、鼻の穴が広がったりする可能性があります。鼻翼縮小に加えて鼻尖形成を行うと、バランスのとれた鼻に仕上がるので、同時の施術がおすすめです。
・小鼻の大きさや丸みを解消できる
・鼻の穴を小さくできる
鼻中隔(びちゅうかく)延長
鼻中隔とは、鼻腔(鼻の穴) の内部を左右に仕切る壁です。こちらへ耳から採取した軟骨を移植することで、鼻先を伸ばせる・下げる効果が得られます。高い鼻が手に入るうえに、鼻先が下がることで鼻の穴が隠れ、豚鼻の解消につながります。
・鼻の短さを解消できる
・鼻筋が通る
・鼻の穴が小さく見える
段鼻・鷲鼻(わしばな)形成
鼻を横から見たときに、鼻筋の一部が凸状に見える状態が段鼻です。段鼻は鷲のくちばしと似ている形状のため、鷲鼻とも呼ばれています。鼻の上部に高さが生まれ、エレガントな雰囲気を演出できるでしょう。
段鼻形成は、隆鼻術と同様にプロテーゼを挿入して仕上げます。主なメリットは、以下のとおりです。
・持続性が高い
・低い鼻を解消できる
・個性的な印象に仕上がる
・好みに応じて鼻の形状を変えられる
一方で、段鼻を解消したい場合は、鼻骨を削り取る方法や、ヒアルロン酸やプロテーゼを挿入して段差をなだらかにする施術があります。