へそ形成とは
へそが出ているいわゆる「出ベソ」には皮膚が出ている「臍突出症」と、腸や脂肪などが腹膜に包まれて飛び出ている「臍ヘルニア」の2種類があります。へそ形成では、まずはどちらの症状化を見極めるところから始まります。
臍突出症瘢痕組織により皮膚が押し上げられて臍が突出した状態です。
臍ヘルニア大人の臍ヘルニアの場合、へその緒(臍帯)が閉じた後に、肥満や妊娠、もしくは病気で腹圧上昇が起こり腹腔内容(腸や脂肪)が腹膜に包まれた状態で脱出した状態です。
成人の場合、出ベソが自然と治るということはまずありません。生活にもとくに支障があるわけではありませんが、見た目を気にされるかたが多いということです。気になる場合には、手術で治療をおこないます。
また、モデルのような縦長のきれいなおへそを望む人も多いかと思いますが、そのような治療も手術で行うことができます。
へそ形成の施術について
臍突出症の手術では肥大した部分、出ている部分を切除します。
1. へそをデザインします。出ベソだけではなく、大きさや形も調整します。
2. 皮を持ち上げ、デザインに合わせて切開します。余分な皮と瘢痕組織を取り除き縫合します。
3. 腹壁に皮を戻して固定し、自然とへそが形成されるようにします。
一方、臍ヘルニアでは手術によって、へそと腹腔の間(ヘルニア門)を縫い合わせて、腹腔内容が出ないように塞ぎます。
臍突出症の場合にはその日のうちに帰宅いただけますが、臍ヘルニアの場合には入院となります。だいたい1週間程度で抜糸となります。
カウンセリングご予約のうえ、お越しください。当日は直接拝見して、出ベソの状態を確認し、検査のうえ臍突出症か臍ヘルニアかの判断を行います。今後の施術を決定し、流れを丁寧にご説明します。その上で、施術の日を決定します。
問診を行い、患者様の不安な点やご希望などをうかがいますので、お気軽におっしゃってください。過去に麻酔などでトラブルがあった場合にもお伝えください。
マーキング、デザインベッドに横になっていただき、もともとのおへその形状を考慮しながらデザインし、施術を行う箇所にマーキングします。
麻酔、手術消毒をしてから局所麻酔(へそヘルニアは全身麻酔)をします。
縫合マーキングした線に合わせて切開し、縫合します。1週間程度で抜糸ができます。
へそ形成の効果について
へそは普段服に隠れていますが、着替えのときなど、意外なほど人目に触れることがあり、形が悪いとコンプレックスになりがちです。せっかくダイエットや筋トレでお腹を引き締めても、へその形が悪いと、いまひとつ格好がつかないような気になってしまうかもしれません。
出ベソを直すへそ形成の手術をすれば、出ベソのお悩みから解放されます。また、モデルのような縦長のおへそも実現することもできます。
へその形がよくなると水着になったり、温泉に入ったりするのにも自信がもてます。友達や彼氏との旅行も、いつもよりも楽しみになりそうです。
へそ形成リスク、副作用、合併症
へそ形成には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
切開部分に赤みが出る場合がありますがやがて引きます。
手術後しばらくは腫れる場合があります。
内出血が出る場合がありますが、多くの場合しばらくすると治ります。
まれに、術後に感染が起こる場合がありますが、すぐに対応いたします。
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。