眼瞼下垂症とは
目を開けたときに黒目が8~9割ほど見えると、目が大きいという良い印象になりますが、黒目が5~6割ほどしか見えない状態では眠たそう、細い目という印象を相手に与えてしまいます。「眼瞼下垂」の「眼瞼(がんけん)」とはまぶたのことを指し、「下垂(かすい)」とは垂れ下がるという意味です。眼瞼下垂はまぶたを引き上げる筋肉の力が弱く、まぶたが開きにくく、見えづらいといった症状です。
眼瞼下垂になる原因は生まれつきの「先天性眼瞼下垂」と加齢による「後天性眼瞼下垂」があります。
人は黒目の中央部の部分にある「瞳孔(どうこう)」でモノを見ています。
しかし、眼瞼下垂になると瞳孔が上まぶたで覆われてしまうため、見えづらくなってしまいます。
眼瞼下垂は人によって片側のみに起こる場合と両側に見られるケースがあります。
肩こり・片頭痛などの自律神経症状、重症筋無力症といった内科疾患などを引き起こしている可能性もあります。
医師による診断のもと、適切な治療を受けることが大切です。
眼瞼下垂症手術について
眼瞼下垂症手術とは、まぶたの瞼板に付着している眼瞼挙筋腱膜を短く縫い付けて、ゴム機能を強化し、見えやすさを回復する手術です。VENUS BEAUTY CLINICでは医師による診断のもと、両眼のバランスを意識しながら手術を行います。
手術の前に医師によるカウンセリングをおこない、切開する角度や長さをシュミレーションします。切開線をつけるため、マーキングした後、麻酔をかけます。
点眼麻酔とクリームによる麻酔、極細の針による局所麻酔を行います。麻酔がしっかいと効いてる事を確認しながら手術を行いますので、そこまでの痛みはありません。まぶたのラインに沿って2~3cm程度切開します。このとき必要に応じて皮膚を切除したり、脂肪を取り除く場合もございます。
瞼板に付着している眼瞼挙筋腱膜を短く調整するため、挙筋腱膜を引っ張り出し、瞼板に縫合せて固定します。
除去後は縫合し、アイシングを行います。手術後5~7日程度で抜糸をおこないます。
眼瞼下垂症手術の効果について
眼瞼下垂症手術により、まぶたを引っ張り上げている筋肉を短くして結びつけて強化するので、術後はまぶだが開きやすくなります。そのため、まぶたが上がり、まぶたで覆われた瞳(瞳孔)が開くので見えやすくなります。
加齢に伴う筋力の低下も改善されるので、見た目も大きくパッチリとした瞳になり、モノを見るときに眉毛を無理に上げることもなく、まぶたが自然な位置に戻ります。
当院の医師について
当院の手術は美容外科に精通する形成外科出身の医師が行います。
当院の美容外科手術はカウンセリングからアフターフォローまで、すべて日本形成外科学会所属の専門医もしくは出身の医師が行ないます。
形成外科専門医は長年研鑽を積み、その範囲において高度な専門医療技術を持つ医師です。その技術は美容外科手術においても、高く評価されております。
美容医療において、専門医によるカウンセリングを提供することは、患者様がより安心して治療を受けられるようにするための重要な要素であり、専門医は、その豊富な知識と経験をもとに、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を立てることができます。ぜひ、ご安心してカウンセリングにお越しください。
形成外科とは
形成外科とは、人の体表面(皮膚や見た目)に関する外科の一つです。この分野では、体にできた傷や、生まれつきの異常、体の一部が失われた状態、腫瘍(しこりやできもの)の治療、美容的な手術など、さまざまな問題を扱います。形成外科の大きな目的は、手術を通して人の見た目や機能を改善し、その人が社会で快適に生活できるようにすること、つまり生活の質を向上させることにあります。
例えば、体のどこかに傷があると、その人は見た目について気にしたり、他の人にどう思われるか心配したりすることがあります。このような見た目の問題は、人の心にも大きな影響を与えることがあります。心の問題は通常、精神科医がカウンセリングや薬で治療しますが、形成外科では、手術を通じてこのような心の悩みを解消しようとするので「精神の手術」と呼ばれる事もあります。
形成外科はそういった見た目の問題を手術で治す事で、人を幸せにするといった考えを持っている医療の分野です。
眼瞼下垂症手術のリスク・副作用・合併症
眼瞼下垂手術には、想定されるいくつかのデメリットがあります。ヴィーナスビューティークリニックでは、形成外科の医師によるカウンセリング・アフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
眼瞼下垂の手術を行うと眼が大きく開くため、涙が蒸発しやすくなります。
眼が乾きやすくなりますが、手術後半年くらい経過すると治まっていきます。
人によっては自律神経の不調が起こることもあります。
結膜浮腫・感染症・血腫などを引き起こした場合の術後のフォローは責任を持って行います。