口角挙上とは
口角挙上術は、下がった口角を引き上げる方法です。
口元は第一印象を決定づける重要なパーツの一つですが、口角が下がっていると「不機嫌そう」「疲れていそう」などとネガティブな印象を与えやすくなります。口角挙上術によって口角が上がると、顔が明るくなり、初対面の人にも好印象を与える事ができ、老化による口角の下がりも、口角挙上によって改善することができます。下がった口角を引き上げたい方、明るく優しい印象にしたい方におすすめです。
口元の表情は口角挙筋、大頬骨筋、口角下制筋の3つの筋肉によって作り出されています。口角挙上術では、これらの筋肉を手術することにより、口角を持ち上げることができます。
生まれつき口角が下がっている方、加齢により徐々に下がってきた方のどちらにも対応可能です。切開することに抵抗がある場合は、ボトックス注射によって一時的に口角を上げることもできます。
口角挙上の施術について
ボトックス注射
カウンセリング・デザイン
治療の前に口角の状態を確認して、注入箇所を確認します。
麻酔・注入
局所麻酔の後、口角下制筋にボトックスを注入していきます。また、痛みを軽減するために冷却を行います。
縫合
治療は約5〜10分程の短い時間で終わります。注射での治療なので、ダウンタイムがほとんどありません。
外科的手法
カウンセリング・デザイン
カウンセリングにより口角の状態を確認し、口角の形状に合わせたデザインを行います。
手術
局所麻酔をして、口角の皮膚を切り取ります。
口角の下の筋肉を一部カットします。
口角を上げる筋肉を短縮し、自然で上がった口角を作ります。
縫合
口角の切開部位を縫合し、口角の形を確認して終了です。
口角挙上の効果について
外科的手法であれば、半永久的な効果を得ることができ、口角が上がりやすくなります。唇の輪郭に合わせて切開するため、傷は目立ちません。術後、日に日に傷が目立たなくなり、見た目に違和感のない自然な表情に仕上がります。
ボトックス注射でも口角を上げることは可能です。ボトックス注射をすると、口角を下げる口角下制筋の働きを弱めてくれるため、相対的に口角が上がります。ただし、ボトックス注射には劇的な効果はなく、効果も一時的であるため、定期的な通院が必要です。効果の出やすさにも個人差があります。
口角挙上のリスク、副作用、合併症
ごく稀に内出血を起こす可能性があります。
手術直後は異物感を感じることがあります。
唇の形や筋肉の動きなどが原因で、完全な左右対称にはならない可能性があります。
術後は腫れやむくみがあり、デザインと異なる場合があります。
妊娠中、授乳中の方は、施術が出来ません。