目次
「ニキビ跡や毛穴の開きを改善したい」
「しわやたるみを解消して、肌全体のハリを高めたい」
このような肌悩みを抱えている方におすすめの治療法は「ダーマペン」です。ダーマペンは極細の針を使って、あえて皮膚の表面に無数の穴を開けることで、肌の自然治癒力を促す美容治療です。
本記事ではダーマペンの効果や仕組み、デメリットなどを解説します。ダーマペンの良い面はもちろん注意点も理解し、納得したうえで治療に挑戦しましょう。
総合的な肌のトラブルを解消できる治療方法
この章では、ダーマペンの特徴について簡単に解説します。
ダーマペンは、たるみ・しわ・毛穴の開き・ニキビ跡・黒ずみなどの改善に効果を発揮します。1つの肌悩みだけではなく、総合的な肌トラブルの改善に役立つ美容治療です。
ダーマペンはペン型の美容機器で、肌に微小な穴をたくさん開けることで、肌の再生能力を引き出します。その結果、肌が新しく生まれ変わり、滑らかな肌が手に入るのです。
傷跡はかなり小さいこともあり、きちんとアフターケアをすれば施術による傷跡が残ることはありません。また、術後は日常生活を送るうえでの注意点はありますが、治療時間やダウンタイムは短めなので、気軽に治療を受けられるでしょう。
効果を実感するまでの期間には個人差があり、通常は複数回の施術が必要です。
美容液による相乗効果
また、ダーマペンは、ただ針で穴を開けるだけの施術ではありません。美容液と組み合わせた施術が可能です。
針を刺した穴から美容液を入れることで、美容成分が肌の奥深くまで浸透し、さらなる効果が期待できます。組み合わせる美容液は多くの種類があり、患者それぞれの肌悩みに対応したものを選べるので、カウンセリング時によく相談しましょう。
ダーマペン4について
最新型のダーマペンは「ダーマペン4」という名称です。ペン先に16本の針がついていて、1秒ごとに1,920個の穴を開けられます。針の最大深度(針を刺す深さ)は、3.0mmまで設定可能です。
一つ前のバージョンである「ダーマペン3」は、針の数が12本で最大深度は2.5mm。ダーマペン4は、短時間でより多くの穴を開けられるうえに、より深くまで美容成分を届けられます。
ダーマペン治療とは?
次に、ダーマペン治療の仕組みについて解説します。
ダーマペンは、ペンの先に髪の毛よりも細い針がついており、それを肌にあてて高速振動させ、肌表面に目には見えないほど微小の穴を開ける施術です。皮膚は一時的に傷を負った状態になり、皮膚の自然治癒力(創傷治療)を促します。
傷を修復して元に戻ろうとする過程で、真皮中の線維芽細胞(せんいがさいぼう)が刺激され、コラーゲンやエラスチンが増幅します。コラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力の要となる美容成分です。
これらの美容成分で新陳代謝が促進され、肌のターンオーバーが正常に戻り、肌が再生されることで肌質を改善できます。しわやたるみ、毛穴の開き、ニキビ跡といった肌トラブルが改善され、滑らかな肌に仕上がります。
違い | ダーマペン3 | ダーマペン4 |
---|---|---|
針の本数 | 12本 | 16本 |
開けられる穴の数 | 1,300個/毎秒 | 1,920個/毎秒 |
針が刺さる深さ | 2.5mm | 3.0mm |
こんなお悩みにはダーマペン治療がおすすめです
ダーマペン治療は、以下のような肌悩みを抱えている方におすすめです。
- ・毛穴の開きや黒ずみが目立つ
- ・肌にハリ・弾力がなく、たるみや小じわがある
- ・ニキビやニキビ跡、クレーターが気になる
- ・火傷の痕や傷痕がコンプレックス
- ・肌のざらつき、ごわつきに悩んでいる
- ・肌のくすみ抑えてトーンアップしたい
ダーマペンの効果
前述したとおり、肌に小さな穴を開けることで自然治癒力が促され、肌を修復します。具体的には、以下のような肌悩みに効果的です。
- ・ニキビ跡、クレーター、傷跡の改善
- ・ニキビの改善とニキビ予防
- ・毛穴の開きや黒ずみの改善
- ・しわ、たるみ、シミ、くすみの改善
ニキビ跡や傷跡の改善
ニキビや傷が治ったあとに残ってしまう跡は、放置していてもなかなか消えないものです。とくに肌の凸凹(クレーター)は皮膚の真皮部まで及んでおり、ターンオーバーが正常に働かなくなります。
しかしダーマペン治療なら、真皮付近まで針が届くことで、ターンオーバーが活性化します。自然治癒力により凸凹が改善し、滑らかな肌によみがえるでしょう。
ダーマペン治療で使用する薬剤の中には、美白効果が期待できるものもあり、組み合わせることでニキビ跡による色素沈着も改善が期待できます。
ただ、重度のニキビの場合は、ダーマペン治療で逆に悪化する可能性があるため、医師とよく相談しなければなりません。
ニキビの改善とニキビ予防
ニキビは、毛穴内に潜んでいるアクネ菌が肌を刺激して起こる炎症です。アクネ菌は皮脂をエサにして増殖し、その結果ニキビが悪化します。ダーマペン治療により皮脂が溜まりにくくなるため、アクネ菌の成長を抑えられ、ニキビの改善とニキビ予防に効果的です。
毛穴の開きの改善
ダーマペンでターンオーバーが促進されることで、緩んでいた細胞が新しく生まれ変わり、毛穴をしっかりと引き締めます。皮脂などの汚れがスムーズに排出されるようになるため、皮脂が溜まりにくく、皮脂で毛穴が広がるのも防げます。
しわ、たるみ、シミ、くすみの改善
しわやたるみの主な原因は、線維芽細胞が作り出すコラーゲンやエラスチンなどの美容成分の減少です。ダーマペンによりそれらの成分が新たに作り出され、肌に弾力が生まれやすくなるため、しわやたるみが目立ちにくくなります。
また、シミやくすみの原因はメラニンという色素細胞です。ダーマペンでターンオーバーが促進されることで、メラニンが排出され改善に繋げられます。
ダーマペンのデメリット
ダーマペンのデメリットは以下の3つです。
- ・治療後は日常生活の注意点がある
- ・継続的な治療が必要
- ・副作用がある
治療後は日常生活の注意点がある
ダーマペンは、治療を受けたあとに日常生活上で避けなければならないことがあります。主なものは以下のとおりです。
- ・日焼け
- ・メイク
- ・入浴、サウナ
- ・過度な飲酒
- ・激しい運動
施術の直後は肌が敏感な状態なので、肌にとって刺激になるものは避けなければなりません。
とくに要注意なのは日焼けです。強い紫外線を浴びると、皮膚が炎症を起こしてシミになりかねません。外出時は日焼け止めクリームを塗布したり日傘や帽子を使用したりなど、しっかりと紫外線対策をするのが大切です。
また、施術を受けた日のメイクはNGです。化粧品に含まれる成分が肌を刺激して、肌トラブルに発展する恐れがあります。メイクに加え、基礎化粧品の使用も基本的には翌日から行いましょう。
そして入浴・サウナ・飲酒・激しい運動も、副作用が落ち着くまでは控えるべきです。血行が良くなりすぎて、肌の赤みが増す可能性があります。なお、施術当日はシャワーを浴びる程度なら問題ありません。
継続的な治療が必要
ダーマペンは1回の治療でも効果が分かる方もいますが、通常は継続的な治療が必要です。人によって個人差がありますが、5~6回程度が目安です。人それぞれの肌悩みや肌質によっても回数が異なるので、具体的な回数はカウンセリング時に医師へ確認しましょう。
副作用がある
ダーマペン治療には副作用があります。具体的な副作用は次の章で解説しますが、術後の皮むけや赤み、かゆみなどが代表的な副作用です。副作用を理解したうえで治療を受けるようにしましょう。
ダーマペンの副作用とは?
ダーマペンの主な副作用は以下のとおりです。。
- ・治療中の痛み
- ・皮むけ
- ・赤み
- ・かゆみ
- ・熱感
- ・腫れ
- ・ヒリヒリ感
- ・内出血
ダーマペンは針を使うこともあり、治療中はチクチクと刺すような痛みを生じます。ただ、極細の針を使うので激しい痛みではありません。クリニックでは別料金で表面麻酔ができることが多いので、痛みを抑えたい方は利用しましょう。
施術後は肌の再生が行われる際の現象として皮むけしますが、数日程度で治ることがほとんどです。無理にはがしたりこすったりして肌を傷つけないようにしてください。
肌の赤みやかゆみ、腫れ、ヒリヒリ感、内出血などを生じることもありますが、こちらも基本的に数日で治まります。もし症状が長引くなどの異常を感じたら、早めに医師へ相談しましょう。
また、施術直後は肌がダメージを受けやすい状態です。施術を受けた当日は、メイクや基礎化粧品の使用は控えることをおすすめします。それらに含まれる成分が肌を刺激して、副作用が悪化しかねません。
とくに注意すべきなのは日焼けです。強い紫外線を浴びると肌が炎症を起こし、色素沈着になる恐れがあります。外出時には日傘や日焼け止めクリームを使用して、日焼けしないようにしましょう。
ダーマペンの治療の流れ
治療を受けるまでの流れは以下のとおりです。
➀予約
完全予約制のクリニックもあるため、予約のうえ来院しましょう。電話や公式サイトから予約を行います。
➁受付・問診表の記入
窓口で受付後、初診の場合は問診表の記入が必要です。
➂カウンセリング・診察
カウンセリングでは、患者それぞれの悩みや希望の聞き取りを行い、最適な治療法を提案します。その後カウンセリング内容をもとに医師による診察が行われ、肌の状態などを確認します。不安なことや不明点があれば、カウンセリングや診察時に相談するようにしましょう。
➃治療
治療内容や副作用などの注意点について把握できたら、治療に進みます。メイクをしている場合は落とす必要があります。
治療の主な手順は以下のとおりです。
➀表面麻酔
施術する箇所に麻酔クリームを塗布します。麻酔が浸透するまで15~20分程度待ち、クリームを拭き取ります。
➁ダーマペンを使用
ダーマペンで肌に小さな穴を開けていきます。
➂薬剤の導入
小さな穴の開いた肌に、成長因子を含む成分を浸透させます。
➃クーリング
肌を鎮静させるために、顔全体をクーリングします。
ダーマペンとの組み合わせ治療 ヴェルベッドスキン・ヴァンパイアフェイシャルについて
「ヴェルベッドスキン」と「ヴァンパイアフェイシャル」は、ダーマペンと組み合わせて行う治療法です。
ヴェルベッドスキンとは
ヴェルベッドスキンは、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた施術です。ダーマペンで小さな穴を開けたあと、マッサージピールの薬剤(PRX-T33)を塗布します。
PRX-T33の主成分であるトリクロロ酢酸は、真皮にある線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を強く促す作用があります。
マッサージピールは単体行なっても効果的なピーリング治療ですが、ダーマペンと併用することで美容成分が肌の奥に浸透しやすくなり、ハリ・ツヤのある肌へと導きます。
ヴァンパイアフェイシャルとは
ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・しわなど、幅広い肌トラブルの改善に役立つ美容治療です。継続的に施術することで、諦めていた肌悩みが解決するかもしれません。
本サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも、ダーマペン4の施術を行っています。
VENUS BEAUTY CLINICでは、患者様それぞれの肌の状態に応じて、16本の針と25段階の穿刺深度(針が刺さる深さ)、5段階の穿刺速度(針を刺すスピード)の中で適切な調節を行い、より効果の出る治療をご提供します。
「美しくいたい」「綺麗になりたい」という患者様のご希望に寄り添った、安全で親切なクリニックを目指しておりますので、ぜひご相談ください。
銀座・新宿でダーマペンはVENUS BEAUTY CLINICへ
ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・しわなど、幅広い肌トラブルの改善に役立つ美容治療です。継続的に施術することで、諦めていた肌悩みが解決するかもしれません。
本サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも、ダーマペン4の施術を行っています。
VENUS BEAUTY CLINICでは、患者様それぞれの肌の状態に応じて、16本の針と25段階の穿刺深度(針が刺さる深さ)、5段階の穿刺速度(針を刺すスピード)の中で適切な調節を行い、より効果の出る治療をご提供します。
「美しくいたい」「綺麗になりたい」という患者様のご希望に寄り添った、安全で親切なクリニックを目指しておりますので、ぜひご相談ください。