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世の中のほとんどの女性は、何かしら1つは持っている肌の悩み。肌の悩みは年々増えていくものであり、見た目の変化に戸惑う方もいると思います。「アンチエイジング」というワードが年を重ねるごとに気になってきますよね。
この記事では、肌の老化の原因を具体的に紹介し、対策を丁寧に解説していきます。1人でも多くの方にご覧いただき、それぞれのお悩みに対する解決策がご提案できれば幸いです。ぜひ、最後までお読みください。
肌の老顔を引き起こす原因①加齢
老け顔に見えてしまう一番の原因は、加齢です。人は、年を取ると体を動かしにくくなりますが、それと同じように加齢は肌にも悪影響を与えます。
加齢とともに肌内部のコラーゲンやエラスチンなどの美容成分が減少・劣化することで、重力に負けて脂肪を支えきれなくなってしまい、徐々にたるみが生じてきます。コラーゲンやエラスチンなどの美容成分が減少する原因は、加齢の他にも生活習慣や外部刺激などが影響するため、日頃の生活にも注意してください。
また、加齢によって骨や筋肉が衰えることも老け顔の原因です。
体内の骨量の低下や、骨の質が劣化することによって骨が弱くなった状態(骨粗しょう症)になると、お顔の脂肪がずれ下がってしまい、結果的に肌がたるんで見えることがあります。
さらに、元々脂肪があった場所は空洞となるため、部分的にへこんでしまい、こけたように見えるのです。特に目元や頬は目立ってしまいます。
ダイエットなどで急激に体重が減少した場合も、元々脂肪がついていた場所がこけることがあるため、注意が必要です。
他にも、筋肉の衰えによって脂肪が支えきれなくなり、老け顔につながることがあります。
加齢は誰にでも起きることですので、年齢に合ったケアをしなくてはいけません。
肌の老顔を引き起こす原因②紫外線
肌の老化の原因に「光老化」というものがあります。これは、紫外線によっておこる老化のことです。
紫外線は、肌内部の美容成分であるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうため、肌のたるみやしわの原因となります。加えて、メラニン色素を過剰に分泌させてしまうので、シミの発生にもつながるのです。
実は、紫外線には種類があり、「紫外線A波(UV-A)」・「紫外線B波(UV-B)」・「紫外線C波(UV-C)」の3種類が存在します。この中で紫外線C波は、ほとんど地表に届かないため心配はいりません。しかし、紫外線A波はしわやたるみの原因に、紫外線B波はシミの原因になります。
A波は肌を黒くし、肌内部の真皮層に達することでしわやたるみを引き起こします。B波も肌表面に吸収されてしまうので、色素沈着につながってしまうのです。即効性が強いのはA波ですが、B波も炎症を招く原因になります。お肌の状態を正常に保つには、A波とB波、どちらの紫外線にも対策が必要です。
紫外線対策の代表的なものは日焼け止めの使用ですが、市販の日焼け止めには、SPFとPAが表記されています。SPFとPAのどちらもレベルが高いものを選べばいいと思われがちですが、必要以上に強すぎると肌の負担となってしまい、トラブルを引き起こしかねません。
SPAは紫外線B波対策・PAは紫外線A波対策に有効であることも覚えておくとよいでしょう。日焼け止めを正しく使って、老化予防をしてくださいね。
肌が老けて見える症状と改善方法①シワ
肌は、シワの多さによっても老いて見えます。シワは本来、年齢を重ねるとできやすく、目立ちやすいものです。肌の老化が進むとハリが無くなってしまうため、全体的にシワが目立ってしまいます。アンチエイジングといえば「シワの改善」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
さらに、乾燥もシワの原因です。肌が乾燥している状態ではバリア機能が働かず、ターンオーバーが正常に機能しません。そのため、肌のキメが荒くなって弾力を失います。乾燥によって、バリア機能が低下しているので、紫外線など外部刺激を受けやすい状態ですし、シワができやすく深くなりやすいのです。しっかりと保湿を行い、対策しましょう。
また、女性ホルモンが乱れた状態もシワの原因となります。ホルモンバランスが乱れると、肌のコラーゲン生成機能が上手く働かず、しわやたるみにつながります。規則正しい生活を心がけ、ホルモンバランスを整えることを意識してください。
肌が老けて見える症状と改善方法②シミ
お肌のシミも、老け顔に見られる大きな要因です。シミの多くは紫外線が原因なので、先ほど説明したとおり、日焼け止めや露出の少ない服装で紫外線対策することを習慣にしてください。紫外線対策はアンチエイジング・老化予防には必要不可欠です。
また、シミの対策をするには、正しいスキンケアや食生活の見直しなどが重要です。スキンケアを行う際は、刺激や摩擦を避けて、保湿ケアをしっかり行ってください。保湿アイテムは、化粧水・美容液・乳液・クリームの順番に使用し、美白有効成分が配合されたものを使用するとよりよいでしょう。
さらに、シミ対策に役立つ成分(ビタミンA・ビタミンE・ビタミンC・タンパク質・亜鉛など)が豊富に含まれた食事をすることも、シミ予防には効果的です。もちろん、季節問わずに日焼け止め等で紫外線対策をすることが最も重要ですが、あわせて、日頃の食生活や生活習慣も見直してみましょう。
肌が老けて見える症状と改善方法③たるみ
老けて見える原因には、肌のたるみも考えられます。
皮膚の劣化や皮下脂肪の影響など、さまざまな要因で肌のたるみが起こりますが、たるみの大きな原因は、肌内部にある美容成分の減少と日々の生活習慣が原因でしょう。
肌のたるみを予防する1番の方法は、しっかりとした紫外線対策を行うことです。紫外線にはコラーゲンやエラスチンを破壊する力があります。日焼けをした後にケアをしても間に合わないので、事前のUVカットが大切です。日焼け止めの使用や肌の露出を控えることが紫外線対策につながりますので、夏以外でも紫外線予防を積極的に行いましょう。
紫外線以外に、加齢や食習慣、喫煙などによっても、コラーゲン・エラスチンといった肌内部の美容成分は減少します。それにより肌のハリや弾力が低下し、たるみが生じるのです。そのため、日々の習慣を見直すこともたるみ予防につながります。
また、日頃から足を組む・歯を食いしばる・頬杖をつくなどの習慣がある人は注意してください。足を組むことや歯を食いしばる行為は、血流の悪化を招きます。
足は顔と関係ないようにも感じますが、血は全身を巡っていますので、巡り巡って顔にも影響を与えるのです。血流が悪い部分は細胞が老化しやすくなるため、老け顔に見えてしまいます。
頬杖をつくこともお顔の皮膚が伸びてしまったり、筋力の低下につながったりする恐れがあるので止めましょう。
さらに、日頃の姿勢が悪いと筋力低下につながります。猫背や前かがみなど、顔が前に出た状態が長時間続いていないか意識し、必要であれば見直してください。デスクワークが多く、長時間同じ姿勢が続く状態の人は、意識的に改善しましょう。
まとめ
ここまで、老けて見える要因についてご紹介してきました。いかがでしたか。
自分でアンチエイジングのケアを行うことはもちろん大切ですが、それだけでは効果を感じられない場合があると思います。そんなときは、ぜひ美容医療をご検討ください。
現在の美容医療は日々進化しており、少し前では不可能だった治療でも行える場合があります。近年はメスを使わない、切らない治療も多くあり、患者様のお悩みに応じて複数の施術をご提案することが可能です。もちろん、それぞれの施術にメリットやデメリットが存在しますので、医師に相談した上で行いましょう。
今回ご紹介した老け顔の原因である肌のたるみには、ヒアルロン酸注入やPRP皮膚再生療法、HIFUなどが効果的です。これらは切らないアンチエイジング施術として注目されており、当院VENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも数々の治療実績があります。薬剤や機械は複数のご用意があり、予算や特徴に合わせて選択いただくことが可能です。
また、フェイスリフトといった外科的治療も効果的です。フェイスリフトの施術は切開の必要がありますが、HIFUや糸リフトに比べると、効果を実感しやすくなっています。HIFUや糸リフトは時間がたつと効果が薄れてしまいますが、これらに比べてフェイスリフトは持続力の高さが特徴です。
切開を伴う施術には不安を感じる方がいるかもしれませんが、切開の前にはマーキングやパソコンを使ったシミュレーションで、入念にイメージを確認してから行います。ご納得いただけない場合は施術を行いませんので、ご安心ください。手術には局所麻酔を用いて、不安要素を可能な限り取り除いた状態で行います。
これらは治療の一例で、実際は患者様の年齢やお悩みに応じて、複数の施術から最適な治療法を提案いたします。メリットやデメリットもご説明しますので、ご理解いただいた上で治療をスタートさせましょう。
美容医療が初めての方も安心して施術を受けられるよう、当院では、事前のカウンセリングやアフターケアにも力をいれております。安心・安全な治療を心がけておりますので、少しでもご不安な点がある場合は医師にご相談ください。
美容医療をお考えの際は、ぜひ当クリニックをご検討くださいませ。