肌荒れをしてしまうので改善したい、対策を知りたい、そのような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
肌荒れをしていると顔の印象が変わってしまい、メイクのノリも悪くなってしまいます。毎日を楽しく過ごすのに、肌荒れの改善は欠かせません。そこで今回は、肌荒れに関して原因と対策方法をご紹介します。肌荒れの理解を深めれば、悩みすぎる前に対処できるようになるでしょう。
肌荒れになる原因
肌荒れになる原因はいくつか考えられます。肌荒れに悩んだら、まずは思い当たる原因がないか振り返りましょう。肌荒れの原因は主に次の5つです。当てはまる原因はどれなのか確認してみてください。
紫外線
紫外線は日焼けを起こすだけではなく、肌にダメージを与えます。人に影響を与える紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があり、UV-Aは窓のガラスを透過して届く性質があります。
秋や冬などの紫外線が弱い季節や室内での活動でも紫外線は肌に届くので、しっかりと対策をしましょう。
スキンケア
スキンケアは肌の状態を良好に保つのに欠かせませんが、過剰なスキンケアや肌質に合っていないケア用品を使うことはかえって肌荒れの原因になります。また、間違ったスキンケアも肌へのダメージにつながります。ごしごしこすったり何度も洗顔を繰り返したりするのはやめましょう。
肌のバリア機能の低下
年齢を重ねたり、不規則な生活が続いたりすると肌のバリア機能が低下し、肌荒れの原因になります。
肌のバリア機能とは、肌の表面にある角質がホコリや汗、紫外線といったダメージから肌を守る機能です。肌が本来持っているこのバリア機能が低下すると肌にダメージが蓄積され、肌荒れにつながるのです。
乾燥
長時間のエアコンの使用や冬の外気など、空気が乾燥していると肌のうるおいが不足し、肌荒れを引き起こします。乾燥する環境が続くよう場合は、加湿器を導入するなどして対策をしましょう。また、紫外線の影響でも肌は乾燥します。
肌のターンオーバーの乱れ
肌には古い角質がはがれ、新しい肌になる「ターンオーバー」を繰り返すことできれいな状態を保ちます。このターンオーバーのリズムが乱れるとダメージを受けた古い肌が残るので、肌荒れの原因になります。
ホルモンバランスの乱れや睡眠不足は、特にターンオーバーの乱れにつながります。普段から規則正しい生活を心がけ、バランスの取れた食事を摂るように意識しましょう。
肌荒れの種類と改善方法①ニキビ・ニキビ跡
ニキビは毛穴に汚れがつまり、炎症が起こった状態です。そのニキビの炎症が治まった後に色素が沈着したり、凸凹が残ったりした状態をニキビ跡といいます。ニキビやニキビ跡ができる主な原因は2つあります。
メイクや汚れがきれいに落とせていない
肌に汚れがついた状態のまま過ごしていると毛穴に汚れがたまり、炎症が起こる原因になります。
ホルモンバランスが乱れている
ホルモンバランスが乱れると肌のターンオーバーのリズムも乱れ、古い肌が排出されずに汚れとして毛穴をふさいでしまいます。ニキビやニキビ跡があると顔全体の印象に影響してしまうので、セルフケアを取り入れましょう。
これらの原因を改善するには3つの方法があります。確認していきましょう。
1 ていねいな洗顔を心がける
毛穴につまった汚れを取り除くには、日々の洗顔をていねいに行う必要があります。しかし、汚れを取りたいからといって、ごしごしこすってはいけません。メイク落としや洗顔料は肌にのせ、こすらないように優しく洗うのが肝心です。
2 保湿をしっかりする
洗顔をしたら保湿もしっかりと行いましょう。洗顔した状態でそのままにしておくと再び汚れが入り込んでしまいます。また、化粧水や乳液、クリームなどは自身の肌に合った製品を選ぶように意識します。特にニキビは炎症を起こしている状態なので、刺激の強い製品は避けましょう。
3 食事に気を配る
肌の状態を整えるには、食事に気を配り、タンパク質やビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維を意識して摂る必要があります。ニキビやニキビ跡の改善に役立つ食材は次の通りです。
タンパク質 | 赤身の肉・白身魚・豆腐・納豆・乳製品 |
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ビタミンB2 | 卵・納豆・レバー |
ビタミンB6 | バナナ・にんにく・肉類・マグロ・サケ・カツオ |
食物繊維 | ごぼう・海藻類・きのこ類 |
食事の内容を見直し、十分な睡眠を取るとホルモンバランスの乱れも改善します。
これらの改善方法には時間をかけて取り組む必要があります。生活に取り入れられそうな方法から始めてみましょう。
肌荒れの種類と改善方法②赤み
肌の赤みの原因は炎症と毛細血管拡張です。どちらの場合も肌に細菌が侵入すると肌が反応して起こります。肌に細菌が侵入しやすい状態になるのは、肌のバリア機能の低下が原因といえるでしょう。肌のバリア機能を保ち、うるおいのある肌にするには次のような方法があります。
優しいスキンケアを心がける
スキンケアの際にこすったり、刺激の強いスキンケア用品を使ったりすると肌を傷つける原因になります。低刺激のスキンケア用品で優しく洗うようにしましょう。保湿をする際もコットンでこすらずにていねいにパッティングします。
紫外線対策をする
紫外線は肌への刺激になります。秋や冬などの、一見紫外線が弱いと感じられる季節でも肌は紫外線を浴びています。日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしましょう。特に紫外線が強い春や夏は帽子をかぶるなど工夫も必要です。
肌に刺激を与えない
「赤みが出た肌は、刺激に敏感になっている状態です。髪の毛や衣服などが頻繁に肌に触れる状態は避けるようにしましょう。髪が顔にかかりやすい方はゴムやクリップでまとめるようにし、汗もこまめにふき取ります。
肌の赤みがなかなか治らない場合は、何らかのアレルギー反応が起きている場合があります。経過をみて改善されない場合は医療機関を受診するようにしましょう。
肌荒れの種類と改善方法③乾燥・かさつき
肌のかさつきは、肌のバリア機能の低下が原因です。本来は表面にある角質がうるおいを保ち、外部の刺激から肌を守っています。このバリア機能が低下し、外部からの刺激が直接肌に届く状態が続くと、乾燥やかさつきといった症状が起こります。症状を改善するには次の方法を試してみましょう。
十分に保湿する
低刺激の化粧水や乳液で十分に保湿をしましょう。乾燥した肌は傷つきやすいので、優しく触れるようにパッティングします。肌が敏感な状態だと、普段使用しているスキンケアが合わなくなる場合があります。様子を見ながら使用するスキンケアを選ぶようにしましょう。
食事と睡眠に気を配る
食事が偏っていたり睡眠が不足したりしていると、肌のターンオーバーが乱れ乾燥やかさつきにつながります。野菜や果物、肉や魚をまんべんなく摂り、十分な睡眠を取るようにしましょう。外食や油っぽい食事を控えるように工夫するのも大切です。
乾燥した空間を避ける
乾燥する季節である冬はもちろん、夏もエアコンの効いた空間に長時間いると肌が乾燥します。加湿器を使ったり、長時間のエアコンの使用は避けたりと環境を整えましょう。
肌荒れ改善に有効な美容クリニックの活用
肌荒れには保湿や紫外線対策、食生活や睡眠時間の確保など、自分でできる対策がたくさんあります。
セルフケアでの改善が難しい場合は美容クリニックの利用もおすすめです。美容クリニックでは、肌のお悩みに対するスペシャリストの施術が受けられます。美容クリニックでの施術の例を確認してみましょう。
ダーマペン
極細の針を肌に刺し、肌のターンオーバーを促します。肌の古い角質が排出されるので、本来の肌の状態に近づけます。
ヴァンパイアフェイシャル
ダーマペンで穴を空けた肌に血小板を塗布します。肌の組織を再生させる成長因子の働きにより、きれいな肌へ導きます。
デルマシオ
美容導入器により、美容液を肌に導入する施術です。デルマシオは導入器の中でも刺激が少ないため、肌が受けるストレスを抑えられます。
プラズマシャワー
「プラズマ」と呼ばれる気体を肌に当てる施術です。ニキビや毛穴、くすみ、シワに効果が期待できます。低刺激でダウンタイムがほとんどないのが特徴です。
CO2レーザー
スキンケアで改善されないニキビやニキビ跡をレーザーで除去する施術です。
これらの施術は美容クリニックの施術の一例です。クリニックによって導入している施術は異なるので、利用を検討する際はホームページやカウンセリングで施術内容を確認しましょう。
セルフケアで肌荒れが改善されない、よりきれいな肌に近づけたいなどのお悩みがある方は目的に応じて美容クリニックも活用するとよいでしょう。
まとめ
肌荒れの症状はさまざまで、改善するには紫外線対策やスキンケア、食事、睡眠などに気を配る必要があります。セルフケアでなかなか悩みが改善されない場合は、ぜひ美容クリニックの利用を検討してみてください。
VENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)では、美容クリニックの施術例として紹介した内容の他にも、さまざまな方法で肌荒れにアプローチします。
当院は、「美しくいたい」「きれいになりたい」という皆様の気持ちに寄り添ったクリニックを⽬指しています。十分なカウンセリングの時間を設け、経験豊富な医師・看護師が、肌のお悩みや生活スタイルに合わせてぴったりな施術をご提案します。肌荒れにお悩みでしたら、ぜひ一度カウンセリングへお越しください。