ダーマペン4の効果は?ダーマペンとの違い、仕組みは?デメリットはある?
「肌にハリや弾力がなく、たるみや小じわが目立ってきた」
「毛穴の開きや黒ずみが気になる」
このような肌悩みを持っている方には、ダーマペンによる美容治療が向いています。
ダーマペンは極細の針を使って、一時的に肌表面に無数の穴を開けて、肌の自然治癒力を促す方法です。古い皮膚や角質が新しく生まれ変わり、なめらかな肌へと導きます。
ダーマペンの中でも最新型なのは「ダーマペン4」です。本記事では従来までのダーマペンとの違いや、ダーマペンの仕組み・効果・デメリットなどを解説します。
「痛みやダウンタイムはどの程度?」「セルフダーマペンは危険?」といった疑問にもお答えしていくので、ぜひ参考にしてください。
ダーマペンとは?
ダーマペンとは
ダーマペンとは、先端に髪の毛よりも細い16本の針がついている、ペン型の美容機器です。それを用いて肌にあえて小さな穴をあけ、傷が治る回復過程(自然治癒力)で肌悩みの改善を図ります。
ダーマペンによる治療は、ニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・小じわなど、さまざまな肌悩みの改善に効果を発揮するのが特徴です。
治療時間やダウンタイムは短く、麻酔を使用することにより痛みはほとんどないことから、気軽に受けられる美容治療として近年注目を集めています。
ダーマペンの仕組み
ダーマペンは、肌表面に目には見えないほどの小さな穴を無数にあけ、あえて小さな傷を作ります。これにより皮膚が傷を修復しようとする働き(自然治癒力)が促され、肌は元のきれいな状態に戻ろうとするのです。
この過程の中で、真皮内にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)が活発になり、コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリ・弾力を保つのに欠かせない美容成分を分泌します。
これらの美容成分の働きにより新陳代謝が促進され、肌再生が進むことで肌質の改善が可能です。ニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・小じわなどの肌トラブルが改善され、凸凹のないなめらかな肌に仕上がります。
また、ダーマペン治療は成長因子を含む美容液との併用も可能です。治療時に薬剤を塗布して、肌にあけた穴から美容成分をどんどん浸透させることで、自己治癒力と美容成分の相乗効果を受けられます。
組み合わせる薬剤には複数の種類があり、選択するものによって患者それぞれの肌悩みに沿った効果が期待できます。
ダーマペン4とは?
ダーマペンとの違い
ダーマペン4は、ダーマペンの中でも最新型の医療機器です。1つ前のモデルにダーマペン3がありますが、針の本数や最大深度(針を刺す深さ)に違いがあります。
違い | ダーマペン3 | ダーマペン4 |
針の本数 | 12本 | 16本 |
開けられる穴の数 | 1,300個/毎秒 | 1,920個/毎秒 |
最大深度 | 2.5mm | 3.0mm |
ダーマペン4は、ボタンを押すとペンが振動し、16本の針で1秒間に1,920個の穴をあけます。針を刺す深さは3.0mmです。ダーマペン3に比べて、短時間で深い穴を多くあけられるため、施術効率がアップしたうえに、より深い部分へ美容成分を届けられます。
また、針の長さを0.1㎜単位で調整可能です。患者それぞれの肌の状態に合わせて、針が届く深さを変えられます。
ダーマペン4の効果は?
ダーマペン治療は、主に以下の肌トラブルに効果的です。
・毛穴の開きや黒ずみ
・ニキビやニキビ跡
・シミ、しわ
毛穴の開きや黒ずみ
ダーマペン治療により、皮膚のターンオーバーが改善します。ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みです。
過剰な皮脂の分泌や毛穴のつまりが改善し、角栓を除去して毛穴の黒ずみや開きなどを抑えられます。
ニキビ跡
ニキビによって皮膚が傷つき、凹んでしまうニキビ跡(クレーター)や、メラニンの色素沈着によって生じたニキビ跡は、真皮層に働きかけなければ修復できません。
ダーマペンなら真皮層まで針が届き、自然治癒力を引き出せるので、ニキビ跡の改善が可能です。
ダーマペン治療によりターンオーバーが促進され、皮脂が溜まりにくくなり、アクネ菌の成長を抑えられ、ニキビ予防に効果的です。ニキビの原因のひとつは皮脂の過剰分泌なので、ニキビ予防としても効果的です。
シミ・しわ
肌にシミ・しわ・たるみなどが出てしまうのは、コラーゲンやエラスチンといった美容成分の減少が原因です。ダーマペン治療は真皮を刺激して線維芽細胞を活性化させることで、それらの成分の生成を促せます。
美容成分が補われることで、肌にハリが生まれ、シミやしわが目立たなくなるでしょう。
キレイになるまでにかかる期間、施術回数、料金は?
効果を実感するまでの期間・施術回数の目安
施術効果を実感するまでの期間には、個人差がありますが、一般的な目安は以下のとおりです。
肌悩み | 施術回数 |
キメ・ハリを整えたい | 1回 |
ニキビ跡や開いた毛穴を改善したい | 3~6回 |
深いニキビ跡や、濃い色素沈着を改善したい | 5~10回以上 |
基本的に複数回の施術を受ける必要がありますが、1回でもキメやハリが改善し、化粧ノリの良さなどを実感できることがあります。ただし、見た目ですぐ分かるほど劇的な変化は期待できません。
なお1度施術を受けた後は、肌の回復を待つ必要があるため、3~4週間程度期間をおく必要があります。
ダーマペン4の施術料金
当サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナス ビューティ クリニック)の料金は以下のとおりです。
部位 | 回数 | 金額(税込) |
全顔 | 1回 | 16,500円 |
3回 | 46,500円 | |
5回 | 72,500円 | |
頬+鼻 | 1回 | 15,500円 |
頬のみ | 1回 | 13,500円 |
鼻のみ | 1回 | 6,900円 |
麻酔+リジェンスキンパックに、別途3,300円を頂戴しております。
ダーマペン4にデメリットはある?
ダーマペン治療は、以下のデメリットが考えられます。
・ダウンタイムがある
・すぐに効果が出ない
・施術後に日常生活の注意点がある
ダウンタイムがある
ダーマペン治療後は、数日間のダウンタイムがあります。具体的な症状は次の章で解説しますが、赤みや皮むけなどが代表的です。ダウンタイムには個人差があり、針を刺す深さによっても変わります。
すぐに効果が出ない
前述したとおり、ダーマペン治療は即効性がありません。複数回の施術を経て効果を実感するのがほとんどなので、1~2回の施術では見た目の変化をなかなか感じられないでしょう。
施術後に日常生活の注意点がある
ダーマペン治療は、小さいながらも肌に穴をあける施術なので、施術直後の肌はダメージに弱い状態です。そのため摩擦・紫外線・乾燥などは避けなければならず、適切なアフターケアが求められます。
施術後の肌の状態やクリニックにより異なりますが、当日はメイク・洗顔・入浴・サウナ・飲酒・過度な運動などが禁止されることもあります。
痛みやダウンタイムは?
ダーマペン治療で用いるのは髪の毛よりも細い針なので、針を使用する治療の中でも刺したときの痛みが少ないところが特徴です。麻酔クリームを使うこともあり、痛みはほとんど感じませんが、人によってはチクチクとした軽い痛みを感じることがあります。
また、ダーマペンはレーザー治療などに比べて、ダウンタイムが少ないことも魅力です。ダウンタイム中の症状として以下が挙げられますが、いずれも一般的に数日程度で治まります。
・赤み
・発疹
・かゆみ
・腫れ
・皮むけ
・内出血
セルフダーマペンの危険性
ネット上ではセルフダーマペンが販売されていることがありますが、個人で購入できるものは、厳密には正規のダーマペンではなく類似品です。ダーマペンなどの医療機器は、医療機関のみが購入・使用を許されているものなので、個人で購入はできません。
そのため、正規のダーマペンのような効果が期待できないこともあるでしょう。また、以下のリスクもあります。
- 施術できる肌状態なのか、個人では判断が難しい
- 針を均一、垂直に刺すのが難しい
- 衛生管理やアフターケアが不十分
医療機関ほどの適切な処置は個人では難しいため、思わぬ肌トラブルを招き、症状が悪化しかねません。なるべく低リスクできれいな肌を手に入れるためにも、医療機関での治療をおすすめします。
VENUS BEAUTY CLINICならこんな施術が可能
本サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナス ビューティ クリニック)でも、ダーマペン4の治療を行っています。
使用するダーマペン4は、0.2mmと3.0mmの針が追加され、これまでよりも幅広い穿刺深度(針を刺す深さ)を選択可能です。3.0mmの針は、従来のダーマペンに比べて深度が最も深く、厚みのある線維芽細胞にも効果が期待できます。
また、目の周りなどの皮膚が薄い部分には、針の深度を0.1mm単位で調節できます。患者さまの肌状態にあわせて最適な調節を行い、よりよい結果を得られるように全力を尽くしておりますので、ぜひダーマペン4治療は、VENUS BEAUTY CLINICにお任せください。
ヴェルベットスキン治療の併用もおすすめ
ヴェルベットスキンとダーマペンを併用した、マッサージピーリング(PRX-T33)もご検討ください。
ダーマペンであけた穴からマッサージピールを塗布することで、有効成分を皮膚深部に届けられます。
PRX-T33には高清TCA(トリクロロ酸)・低濃度過酸化水素・コウジ酸などが配合されており、コラーゲン生成を促進させ、肌のハリや弾力を蘇らせる治療です。
- 監修ドクターSUPERVISOR
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佐藤 翼Tsubasa Sato美容外科医
昭和大学医学部卒業後、今給黎総合病院形成外科、昭和大学病院形成外科、昭和大学藤が丘病院形成外科、大手美容クリニックで研鑽を積みVENUS BEAUTY CLINIC院長に就任する。
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