HIFU(ハイフ)の二の腕の引き締め効果は?マシーンの種類や副作用について解説
HIFUは、顔のリフトアップで使用するイメージがありますが、ボディにも施術できます。
なかなかダイエットだけでは効果が得られない、ウエスト・腰まわり・二の腕・太もも・ヒップなどの部分痩せができ、リバウンドしにくい痩身施術です。
今回はHIFUによる二の腕の引き締め効果、マシーンの種類や副作用について詳しく解説します。
HIFU(ハイフ)とは
HIFUとは、美容施術の一つで、HIFU:High Intensity Focused Ultrasoundの略称です。日本語で「高密度焦点式超音波」といいます。
高密度の超音波をターゲットとなる層に照射し、たるみを引き締め、小顔効果が得られる治療ということで注目されています。
HIFUを身体に使用すると、部分痩せにも効果が得られます。皮膚の深い部分の脂肪細胞にピンポイントで熱エネルギーを与え、脂肪細胞を破壊し体外へ排出します。脂肪を減少させることで気になる部分のサイズダウンが叶います。
「メスを使わない脂肪吸引」とも呼ばれており、外科手術をしなくても痩身効果が高く、ダイエットと違ってリバウンドしにくいのが特徴です。
焦点を合わせて照射可能なため、身体のほとんどの部位に施術が受けられます。皮膚表面を傷つけることなく、ほんのり温かさを感じるくらいで痛みはほとんどありません。狙った層にエネルギーを与えるので痛みが少ないのです。
HIFU(ハイフ)の仕組み
HIFUの仕組みについて詳しく解説します。
顔のたるみを治療する場合は、照射ターゲットは筋膜となりますが、身体への照射の場合はターゲットが脂肪層です。皮下脂肪の厚みは場所によって異なり、出力設定は医師や看護師の判断によって差があります。
超音波の照射
超音波による熱エネルギーを脂肪層に集中して照射していきます。
表皮・真皮・筋肉など周りの組織を傷つけないよう、身体への施術で使用するのは専用のカートリッジです。皮下脂肪に直接アプローチするので、狙った部分にだけ効果が現れてきます。
脂肪細胞の破壊
HIFUの焦点温度は60℃まで達することができ、脂肪細胞は56℃以上で破壊されます。照射数が多いほど脂肪は溶けやすいです。熱エネルギーが加わると脂肪細胞は傷つき、ドロドロに溶けて液状化し機能しなくなります。
皮下脂肪の分解・排出
破壊された脂肪細胞は老廃物とみなされ、白血球の一種のマクロファージ(貪食細胞)により分解・消化されながら体外へ排出されます。
約4週間後から約8週間かけてマクロファージに吸収されるため、4週間後くらいから徐々に引き締まっていくのが実感できます。皮膚にメスを入れる外科手術をしなくても、脂肪吸引のような痩身効果が感じられるでしょう。
ただし、1回の施術で細かく照射しても、すべての脂肪細胞に照射ができるわけではありません。部分痩せしたい場合は複数回の施術を受け、徐々に脂肪を薄くしていく必要があります。
HIFU(ハイフ)で得られる二の腕の引き締め効果とは?
HIFUで得られる二の腕の引き締め効果をより詳しく解説します。
HIFUでの二の腕の引き締め効果は、リバウンドをしにくいという特徴があります。脂肪細胞は、熱により脂肪細胞を破壊し体外へ排出させるため、極端に体重が増加しない限り元に戻ることがありません。
1回の施術でも効果を実感しやすい施術で、約1週間後までには皮膚の引き締まりやたるみの改善を感じられます。
さらに4週間後くらいから、二の腕のサイズダウンを実感できるでしょう。
HIFU(ハイフ)のメリット・デメリット
比較的メリットのほうが多いHIFUですが、施術前にメリット・デメリットどちらも確認しておきましょう。
メリット
◆ リバウンドしにくい
脂肪細胞は、運動や食事では減らすことが難しいです。しかし、HIFUでは脂肪細胞を破壊して体外へ排出します。また、大人になると細胞は増えないので、リバウンドの可能性はかなり低くなる上に、太りにくい体質になることも期待できるでしょう。
◆ 1回の施術でも効果がある
1回の施術でも十分な痩身効果が期待できます。
医療クリニックで使用する機器は高出力で施術が可能です。高温で狙いを定めた部分にアプローチできるので、効率的に脂肪細胞を減少させることができます。
ただし、脂肪の量は個人差が大きく、効果や施術の必要回数も人によって異なります。3~5回程度は繰り返して照射するのがおすすめです。カウンセリング時に、自分のなりたいイメージをしっかり伝えておくと良いでしょう。
◆ 美肌効果がある
HIFUの超音波は、美肌効果も抜群です。
皮下組織に熱エネルギーを与えることで、傷ついた組織が修復をし始めます。その結果、コラーゲンや線維芽細胞が活性化するという自然治癒力によって、肌にハリや弾力が出てきます。また、筋膜層が引き締まり、リフトアップ効果も感じられるでしょう。
デメリット
◆ ある程度施術箇所に脂肪の厚みが必要
脂肪の厚みが2㎝以上ない場合、脂肪細胞以外の組織に影響を及ぼすため、施術が受けられない可能性があります。
脂肪の厚みがあまりない部分は施術対象外となることもあるので、カウンセリング時に確認しておきましょう。
◆ 施術中に痛みを感じることがある
HIFUの機器が高出力なため、まれに施術中に痛みを感じます。基本的には麻酔をしなくても我慢できる程度と言われていますが、皮膚が薄い部分・骨に近い部分などは痛みを感じやすいです。痛みに弱い方は、麻酔を使用できるので、不安があればカウンセリングで相談しておきましょう。
◆ 体重は落とせない
ダイエットで体重を落としたいという方には向いていません。あくまで、痩せたい部分の脂肪細胞を減らす、部分痩せでボディラインを整える場合におすすめの施術です。
HIFU(ハイフ)マシーンの種類について
HIFUの機械の種類は豊富にありますが、超音波で熱を入れる原理はどれも同じです。
ダブロゴールド、ソノクイーンは顔用で、ダブロゴールドBODYが身体用です。二の腕の施術は、ダブロゴールドBODYで行います。
顔用にダブロゴールドでの施術がありますが、ダブロゴールドBODYはカートリッジが異なるため、全く違う治療です。
ボディへの施術では、身体専用のカートリッジ13㎜を使用し、エネルギーを照射していきます。顔の照射よりも高い出力で照射し、皮膚や脂肪の厚みに合ったものを使用します。
ダブロゴールド | ソノクイーン | ダブロゴールドBODY | |
施術時間
※施術部位により異なる |
約30~40分 | 約30~50分 | 約40分~90分 |
特徴 |
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効果 |
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効果持続期間 | 約6ヶ月 | 約3ヶ月~6ヶ月 | 約3ヶ月~6ヶ月 |
痛み | 麻酔無しで受けられる程度の軽い痛み | ほとんどない | 麻酔無しで受けられる程度の軽い痛み |
ダウンタイム | ほとんどない~1週間程度 | ほとんどない | ほとんどない~1週間程度 |
副作用 |
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おすすめの方 |
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ハイフの症例写真
施術前 | 施術後 (直後) |
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W-HIFU 700shot(顔全体+目まわり+ほうれい線+顎下) | |
W-HIFU 700shot(顔全体+目まわり+ほうれい線+顎下) | |
W-HIFU 700shot(顔全体+目まわり+ほうれい線+顎下) |
施術名 | ダブロゴールド |
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施術の説明 |
高密度焦点式超音波治療法(HIFU)は、超音波エネルギーを照射して、しわ・たるみを治療する施術になります。従来のマシン(IPLやサーマクール)では、皮膚の層までにしか働きかける事ができませんでしたが、ダブロゴールドの場合は、更に深い層のSMAS層(筋膜層)にまで働きかける事ができるので、メスや糸を使わずにリフトアップ手術と同等の効果を期待できます。 |
施術のリスク (副作用) |
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施術の価格 | ¥25,300~円(税込み) |
HIFU(ハイフ)の注意点・副作用は?
HIFUの注意点や副作用についても、確認しておきましょう。
注意点
◆ 施術の痛み
施術中、ほんのり温かく感じる程度で、痛みはほとんどありません。
HIFUは皮膚表面を傷つけずに、脂肪細胞だけに熱エネルギーを当てているため、そして脂肪細胞の層には知覚神経がないためです。
しかし、人によってはまれに痛みが生じることもあります。基本的には麻酔なしで行える治療ですが、痛みに弱い方は事前に相談しておくと良いでしょう。
◆ ダウンタイム
ほとんどないですが、施術後約1週間は照射した部分を押すと、あざを押したときのような痛みを感じる場合があります。日常生活に支障はない程度です。
◆ アフターケア
施術後は、乾燥しやすいので、いつも以上に保湿をしっかりしましょう。紫外線のダメージも受けやすくなります。照射した部分は、強い日焼けを避け、日傘や日焼け止めクリームなどで対策をしっかりしてください。
施術当日の長時間の入浴は避ける、もしくはシャワーだけにしておくと良いでしょう。激しい運動や飲酒なども血流を促してしまうので避けた方が良いです。他は基本的には通常通りの生活ができます。
施術を受けられない方
下記のような方は施術を受けられない場合がありますので、注意しましょう。
- 脂肪組織の厚さが2㎝に満たない
- 妊娠中、授乳中
- 糖尿病、癌
- 出血性疾患がある
- 重度の心疾患がある・ペースメーカーを使用している
- 慢性的にステロイドや免疫抑制療法の治療をしている
- 施術部位に感染症や炎症がある
- 体内に金属類が入っている(施術部位に異物が入ってい)
- 施術部位に重度の皮膚疾患がある
- 他の治療や施術を直前直後に予定している
身体への施術の場合は、脂肪の厚さが2㎝に満たない部分には照射できません。ひじを90°に曲げ、二の腕の脂肪をつまんで厚さが2㎝以上あれば施術できます。
副作用
◆ 筋肉痛のような痛み
個人差はありますが、施術直後、数日~数週間は筋肉痛のような痛み・違和感が残ることがあります。一時的に筋肉が活性化して起こっているので、自然になくなります。
◆ 赤み・腫れ・内出血
高出力な機器で効果が高い施術なので、施術直後まれに赤み、腫れ、内出血を生じますが、通常であればすぐに引いてきます。長くても1~2週間で落ち着くことがほとんどです。
◆ 火傷
熱エネルギーによる施術を行うので、出力が高すぎると火傷の原因になります。
◆ しびれ
筋膜層まで熱エネルギーを照射するので、神経に近い部分へ照射してしまうとしびれや違和感が出る可能性があります。その場合は施術中でも我慢せず、すぐに伝えるようにしてください。
痛みや赤み・腫れ・内出血など、基本的に副作用は数日から1週間で落ち着いてきます。傷跡や痛みが残ったりするようなことはありません。あまりに長引くようであれば、早めに医師へ相談しましょう。
また、火傷やしびれなどは、施術者の知識・技術不足が原因であることが多いです。医師または医療従事者が安全に配慮しながら施術を行っているかどうか、また、しっかりとした実績のあるクリニックかどうかもクリニックを選択する際に見極める必要があります。
HIFU(ハイフ)の施術の流れ
痩身施術でHIFUを行う際の、一般的な流れを説明します。
1.事前予約
予約優先としており、予約フォームまたは電話にて受付します。
2.問診表の記入
初診の場合は来院時に問診表の記入があります。
3.カウンセリング
カウンセリングスタッフが、当日の身体の状態や体調・ご希望などをヒアリングします。疑問や不安なことなどあれば、ここで相談しておきましょう。
4.医師による診察
カウンセリングをもとにして、医師による診察を行います。患者様に合った施術を提案し、施術の詳細やメリット・デメリットなども丁寧に説明します。
5.申込み
施術内容を確認し納得ができた場合は、施術内容の決定です。申込書に記入し、料金を支払います。
6.着替え
施術準備のために着替えをします。
7.施術
マーキングや消毒後、ジェルを塗布して希望部位に照射します。
麻酔を使用しないで施術するので、施術中に痛みを感じた場合は、遠慮なく伝えてください。
希望があれば、麻酔クリームも使用可能です。
8.施術後
施術後の赤みなど、副作用、注意点について説明します。
効果を持続させるために、来院の目安としては、3カ月に1回定期的に治療をするのが望ましいです。
9.アフターケア
アフターケアも重視しているので、施術後も疑問や質問があればお気軽にご相談ください。
副作用の症状が長引いて改善されない場合は、早めに再受診してください。
VENUS BEAUTY CLINICならこんな施術が可能
HIFUボディは、ダイエットでなかなか結果が出にくい部分でも、部分痩せに期待ができるHIFUボディ。当院、VENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも、HIFUボディの施術を行っています。
二の腕の部分痩せで高い効果を出すためには、まず十分なカウンセリングを行ってくれるかどうかも重要です。当院では、患者様の不安を取り除くため、丁寧な説明と施術を心がけています。また、患者様に安心してキレイになっていただきたいため、不必要な手術や施術は行いません。
最新のHIFUの機器を使用した身体の部分痩せメニューはおすすめのコースです。二の腕だけではなく、腰・太もも・腹部など気になる部分に照射できます。
顔の施術と同じダブロゴールドという機器で照射しますが、身体への施術はカートリッジが異なるため、全く違う治療です。二の腕の部分痩せを目的とした身体への照射は、通常13㎜のカートリッジを使用して脂肪層に集中して照射していきます。
当院は施術を受けたら終わりではなく、アフターケアも重視しております。施術後の患者様の安心を大切にしていますので、気になることや不安・疑問などもお気軽にご相談ください。
HIFUによる部分痩せにご興味がある方は、ぜひお問合せください。
- 監修ドクターSUPERVISOR
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佐藤 翼Tsubasa Sato美容外科医
昭和大学医学部卒業後、今給黎総合病院形成外科、昭和大学病院形成外科、昭和大学藤が丘病院形成外科、大手美容クリニックで研鑽を積みVENUS BEAUTY CLINIC院長に就任する。
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