目尻切開の効果は?効果ないと言われる理由は?

目尻切開の効果は?効果ないと言われる理由は?

目を大きく見せるための美容施術「目尻切開」。「どのくらい効果があるの?」「向き不向きはある?」と疑問に思っていませんか?
目尻切開で効果を実感するために、知っておきたいポイントがいくつかあります。この記事では、目尻切開の効果や「効果がない」という口コミの理由、効果を実感するためのポイントを紹介します。

目尻切開とは?

目尻切開は、その名の通り目尻を切開する施術です。これまで隠れていた白目が見えるように形を整えることで、目を大きく見せる効果があります。形を整えることで、目の大きさを外側に向かって大きくする手術です。
切開によって、目尻から下まぶたへのカーブが緩やかになり、きつい印象だった目元が優しい印象になります。また、白目の外から見える部分が増えるので、小さくつぶらな目の印象を変えたい人にもおすすめです。
目尻からこめかみまでの幅が狭くなるので、小顔に見える効果も期待できます。

目尻の構造と施術

施術を検討するにあたって、目尻の構造も知っておきましょう。

目尻の外側からすぐそばには骨があり、骨は目尻のあたりを触ってみると確認できます。この骨は眼窩骨(がんかこつ)と言って、眼球が入っている頭蓋骨の大きなくぼみをつくっている骨です。

目尻と眼窩骨の距離は通常2~4ミリ程度の幅しかありません。この部分の皮膚の下には、結膜円蓋部という小さなポケットがあります。小さなポケットとは、皮膚と眼球の間にできる小さな隙間のことで、目尻を少し外側に引っ張ると確認できます。通常は皮膚と眼球は接しているので、ポケットと言っても常に空間があるわけではありません。

目尻切開では、このポケットを開いて目の形を整えます。目尻の皮膚を外側に引っ張ってみて、すぐにピンク色の結膜が見えるという人は、切開する幅が狭いということ。目尻切開の施術を受けても効果を実感しにくい人です。

一方で、元々隠れている白目の量が多い人が目尻切開の施術を受けると見た目の変化が大きく表れ、効果を実感しやすいでしょう。

目頭切開との違い

目尻切開は目頭切開とよく比較されます。目頭切開も、目頭を切開して目を大きく見せる施術であることには変わりありません。しかし、ただ切開をする箇所が違うというだけでなく、組織の構造上、施術の仕方や効果にも大きく違いがあります。

目頭には、白目の端にピンク色の粘膜があります。この粘膜は「涙丘」と呼ばれ、東洋人の多くは蒙古ひだの下に隠れている状態です。目頭切開では、蒙古ひだを切開して涙丘を露出させます。蒙古ひだによって目が小さく見えている人や、目と目の距離が離れている人に向いている施術です。

日本人は涙丘が蒙古ひだで隠れている人が多いので、目頭切開ははっきりと効果を実感しやすい施術です。

目尻切開の種類

目尻切開の施術には、主に2種類の方法があります。以下の2種類を詳しく説明していきます。

  • V-Yflap法
  • W法

V-Yflap法

目尻切開のポピュラーな手術方法です。目尻を横向きのYの字のように切開し、同じく横向きのVの形になるように、引き合わせて縫合していきます。
目尻の端を外側に拡張し、白目部分の露出を増やす方法です。目が大きく見え、目元の印象は柔らかくなります。

W法

W法は、目尻を横向きのWの形に切開して行う手術方法です。W法では、ポケットの皮膚と粘膜を切開して、余分な皮膚の切除も行います。真ん中の皮弁を粘膜と、上下の皮弁をそれぞれ上下に広げてW型に縫合します。
上下に広げるようにWの形に縫合するので、目の横幅だけでなく上下幅を広げることができるので、V-Yflap法よりもさらに大きな変化が出ます。

目尻切開の効果は?

目頭切開に比べて「施術前との違いがわからない」「効果がないのでは?」という体験談が多い目尻切開の施術ですが、目尻切開の施術が効果的な人が技術を持ったクリニックで施術を受ければ、効果は十分期待できます。

当院(VENUS BEAUTY CLINIC)での症例写真をいくつか紹介します。

目尻切開の症例写真

施術前 施術後 (6カ月後)
Before After
眼瞼下垂+目尻切開
施術前 施術後 (6カ月後)
Before After
目尻切開+目頭切開
施術の内容
施術名 目尻切開
施術の説明 目尻切開とは、目尻(目の外側)の端を切開して目の横幅を外側に大きくする施術です。目尻を切開することで、目尻から下まぶたへのカーブが緩やかになるため、優しい印象の目元になり、白目の露出が増えるので、ぱっちりとした大きな目になれます。
施術のリスク
(副作用)
  • 内出血や腫れが出ることがあります。個人差はありますが、1~2週間で引く方がほとんどです。
  • 傷口から菌に感染し化膿してしまう可能性があります。
  • 手術前に予想していた通りの目の形にならない可能性があります。その場合はご相談ください。
施術の価格 132,000~円(税込み)

目元の印象が優しく、また目が大きく見えるようになりました。

目尻切開の施術により、「目が大きく見える」、「優しい印象の目元になる」、「切れ長の目になる」などの効果が出ます。

クリニックを選ぶ際には、症例写真をホームページで確認する、クリニックで見せてもらうなどして仕上がりをイメージしておきましょう。

効果がないと言われる理由は?

「目尻切開は効果がない」という口コミを目にすることがありますが、それはどうしてなのでしょうか。

以下の2つの理由が考えられます。

理由① 適応の判断を誤ってしまった
理由② 切開した部分はもともと見えにくい部分である

順に説明していきます。

理由① 適応の判断を誤ってしまった

前述のとおり、目尻切開は隠れている白目を露出して目を大きく見せることを目的とした施術です。隠れている白目が少なければ、施術によって露出される白目部分も少なくなります。
目尻を外側に引っ張ったときにすぐに粘膜が見える人、すなわち目尻のポケットが小さい人は、目尻切開の施術を施しても大きな効果は期待できません。具体的には、効果が出にくいのはポケットが1ミリ~1.5ミリ以下の人です。
通常、クリニックではカウンセリングなどで適応を見極めます。自分には向いていない施術をお金や手間をかけて受けることがないよう、ひとりひとりに適した施術を提案してくれるクリニックを選びましょう。

理由② 切開した部分はもともと見えにくい部分である

目尻切開で切開する部分は、もともと奥まった谷のようになっていて、切開してもまつげや皮膚で隠れてしまう場合があります。
特に、普段からアイラインなどで目を大きく見せるようなメイクをしている人にとっては、周囲からは気付かれにくいでしょう。

目尻切開で効果を感じるには?

目尻切開の施術には、向き不向きがあるとお伝えしました。向いている人が施術を受けたとして、効果をより感じるにはどうすればいいのかをこれから説明していきます。

まず、目尻を切開することで上下にもまぶたが広がるタイプの人と、そうでない人がいます。目尻切開だけで上下に広がる人は効果を感じやすいわけですが、そうでない場合、他の施術の併用が必要なのです。
併用する施術は、「下瞼開大(グラマラスライン)」というもので垂れ目形成にも使われる施術です。この施術を併用することで、優しくぱっちりとした印象の目元になります。

下瞼開大は、下まぶたの外側を広げる施術です。下まぶたを切開して皮膚と眼輪筋を切除、縫合する切開法と、瞼板が下に下がるように糸で結ぶ埋没法があります。
下瞼開大によって下まぶたが下がると、目が縦方向にも大きくなるのです。目尻切開と下瞼開大を併用することで相乗効果が生まれ、より効果を実感できるでしょう。

下瞼開大(グラマラスライン)について詳しくはこちらもご確認ください。

また、奥二重や一重の人は、二重術を併用することがあります。

VENUS BEAUTY CLINICならこんな施術が可能

当サイトを運営しているVENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)でも、目尻切開の施術を行っています。

目尻切開は、「つり目を治したい」、「優しい印象の目元になりたい」、「顔を小さく見せたい」という方や、「切れ長で大きな目にしたい」、「垂れ目を治したい」という方に人気の施術です。

当院では、V-Yflap法・W法のいずれも対応可能です。

カウンセリングを重視していますので、患者様のご要望をお伺いしながらひとりひとりに合った施術をご提案します。決して無理におすすめしたり、不要な施術をおすすめしたりすることはございませんので、ご安心してご相談ください。

また、アフターケアも大切にしており、施術後に気になる点や腫れ・痛みなどがありましたらお気軽にお電話いただいています。

目尻切開の施術をご検討中でしたら、お問い合わせはメールやお電話で、ご予約はWEBやお電話で承ります。ぜひ当院、VENUS BEAUTY CLINICへご連絡ください。

ご予約はこちらから

 

目尻切開

監修ドクターSUPERVISOR

藤本 裕樹Hiroki Fujimoto形成・美容外科医

形成外科・美容外科専門医。筑波大学医学部卒業後、昭和大学形成外科に入局し、昭和大学病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院新久喜総合病院、太田西の内病院などで形成外科・美容外科の研鑽を積む。2022年よりVENUS BEAUTY CLINIC新宿院院長に就任。

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