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「アートメイク」は、自然できれいな眉を描けることでよく知られるメイク技術ですが、「ヘアラインアートメイク」というメイクにも、最近は注目が集まっています。
ヘアラインアートメイクは、髪の生え際をきれいに見せたい方にとって、とても助かるメイク技術です。
とはいえ、まだあまり世の中に浸透していないこのメイク技術。聞いたことはあるけれど、具体的にどんなことをするのか、効果はどれほどのものなのか、施術料はいくらくらいなのか、不安な方も多いでしょう。
当記事では、このヘアラインアートメイクについて、紹介していきます。
ヘアラインアートメイクとは?
そもそもヘアラインアートメイクとは、「ヘアライン(髪の生え際)に専用のメイク道具で色素を入れる施術」のことです。
今ある髪の毛に近い色の色素を入れることにより、あたかもそこに髪の毛があるように見えます。
おでこが広いことがコンプレックスの方や、生え際の後退が気になっている方にはうれしい施術ですね。なんらかの外傷により生え際が薄くなっている方にとっても、助かる施術ではないでしょうか。
また、前髪を上げたヘアスタイルができるので、見た目のイメージを変えたい人にもチャレンジしてもらいたい施術です。
色素を入れるというと刺青を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、刺青と違ってアートメイクは徐々に薄まっていきます。刺青は真皮に色を入れていきますが、アートメイクは表皮に色を入れるからです。表皮は皮膚の一番浅い部分ですので、お肌のターンオーバーによって、剥がれ落ちていきます。
以下に、ヘアラインアートメイクのメリットとデメリットを紹介していきます。
ヘアラインアートメイクのメリットとは?
ヘアラインアートメイクには、いくつものメリットがあります。
●若々しく見える
生え際に色素を入れることによって髪の毛にボリュームが出たように見えるので、若々しい印象を醸し出せます。
生え際が後退していると、それだけでも老けて見えてしまうもの。施術をすることによって、後退した生え際をカモフラージュすることができます。
●小顔に見える
地肌の見える面積を狭くすることによってお顔がすっきりし、小顔効果があるうえに清潔感も生まれます。左右の生え際の差を無くしたり、ラインを整えたりするだけでもずいぶん違ってきます。女性らしい丸みのある輪郭を作ることも可能です。
●イメージチェンジができる
おでこの広さをカバーするために、前髪をおろした髪型しかできない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ヘアラインアートメイクを施すことによって、おでこを出した髪型もできるようになり、様々な髪型が似合うようになります。オールバックのポニーテールやハープアップも可能です。これまで試したことの無いヘアアレンジにもチャレンジできます。
●水や汗に強い
ヘアラインアートメイクは水や汗に強く、一度施術をすれば1年~3年はもつので、毎日のメイクのように、クレンジングで落とすたびにやり直しをする必要はありません。
ヘアラインアートメイクのデメリットとは?
上記を見ると、ヘアラインアートメイクは良いことばかりのようですが、実はデメリット(注意点)もあります。
●やり直しができない
メリットの欄にもあるように、このメイクは簡単には落ちません。つまり、失敗してもそう簡単にやり直しができないのです。
施術の前にクリニックとよく話し合って、自分に一番似合うメイクを選択しましょう。色、濃さ、場所など、納得がいくまで話し合ってくださいね。
●カラーチェンジができない
アートメイク施術後に地毛を染めても、メイクの部分の色は当然ながら変わりません。ここにも注意が必要です。先々のことを考えて色を決めましょう。
●メイク後のこと
メイク後に生え際が後退すると、不自然に見えます。メイクはあくまでも施術時の生え際に効果があるものなので、そこからさらに後退すると、浮く部分ができるのです。
●痛み
施術の痛みに関しては、個人差はあるものの、多くの人は「毛抜きで毛を抜いたような痛み」と表現します。
とはいえ、そこまで長時間の施術ではないためあまり心配はいりません。しかし痛みにとても弱いと自覚している人は、クリニックに相談して麻酔クリームを塗布してもらいましょう。
●永久ではない
ヘアラインアートメイクは、一度施術をすれば永遠に続くものではありません。上記にもある通り、1年~3年で色が落ちます。
これは、お肌のターンオーバーによるものです。頭皮は汗をかきやすく、油分によってメイクが落ちやすい傾向があります。そのため、メンテナンス(リタッチ)を定期的に行う必要があるのです。
このことから、クリニックを選ぶ際には、通いやすいか・何度も施術をできる価格設定か・予約が取りやすいかなども踏まえて考慮してください。
●ダウンタイムがある
ヘアラインアートメイクには、一週間ほどのダウンタイムがあります。施術後少なくとも三日間はシャンプーができません。
施術部分のお化粧もできません。
また、施術後一か月はヘアカラーやパーマもできなくなります。このため、施術のタイミングはよく考えることが必要です。
●一回では完了しない
この施術は、基本的には2、3回で完成するとされています。一回の施術では、ターンオーバーで色素が落ちてしまうためです。施術の間隔は、2~3か月ほど。ご自身のスケジュールと、クリニックの料金体制をよく確認しておきましょう。
ヘアラインアートメイクの施術の流れ
●カウンセリング
患者様の健康状態を確認し、施術についての注意事項を説明します。不安なことや不明なことはなんでも質問しましょう。
●デザインの相談
メイクの色、濃さ、場所など、患者様のご希望を確認しながら具体的なメイクのデザインを決めて下書きをします。先々のことを考え、納得がいくまで何度でも相談しましょう。
●施術開始
麻酔の塗布をし、施術の開始です。施術時間は、個人差もありますが大体2時間~3時間ほどです。
施術が終わったら、アフターケアについてクリニックから説明があります。
ヘアラインアートメイクの料金相場
まず、ヘアラインアートメイクは、「医療行為」です。したがって、施術ができるのは「医療機関」のみです。思わぬトラブルを避けるため、ここは必ず確認しておきましょう。
料金についてですが、保険適用外の医療行為なので、クリニックによってかなりの幅があります。
クリニックごとに「〇㎝で〇〇円」など細かく決まっているところもありますが、ヘアライン全体の施術をするとして、二回の施術で10万円~20万円するところがほとんどです。
上記の通り、この施術は2、3回で仕上げていくので、施術料が何回セットなのかも確認しておく必要があります。
また、実際の施術料だけではなく、施術師の指名料、カウンセリング料などを設定しているクリニックもあります。施術の中でも麻酔が別料金の場合もありますので、施術を決定する前によく確認しましょう。
また、医療機関ですので、初診料や再診料がかかる場合もあります。施術後も、アフターケア用の保湿クリームや日焼け止めクリームの購入をすれば、その分お金もかかります。
施術をする前に、いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、ご自身に一番合ったクリニックや施術師を選ぶことをおすすめします。
ヘアラインアートメイクの症例写真
ここで、ヘアラインアートメイクの症例写真を見ていきましょう。
写真を見れば、ご自身のイメージも湧くのではないでしょうか?
当クリニックでのビフォーアフター写真は以下のようになります。
施術前
女性20代ヘアアート【ヘアストローク】ビフォア
施術後 (2回目施術直後)
女性20代ヘアアート【ヘアストローク】アフター
施術前
女性30代ヘアアート【fixer】ビフォア
施術後 (1回目施術直後)
女性30代ヘアアート【fixer】アフター
施術前
女性30代ヘアアート【fixer×ヘアストローク】ビフォア
施術後 (2回目施術直後)
女性30代ヘアアート【fixer×ヘアストローク】アフター
施術前
女性30代ヘアアート【fixer】ビフォア
施術後 (施術直後)
女性30代ヘアアート【fixer】アフター
施術前
女性30代ヘアアート【ヘアストローク】ビフォア
施術後 (1回目施術直後)
女性30代ヘアアート【ヘアストローク】アフター
施術名 | ヘアアートメイク |
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施術の説明 | 髪の毛を描くヘアアートメイクは薄毛が気になりやすい箇所のカモフラージュや小顔効果、額の形や左右差に悩む方の美容医療としても認知されてきています。 VBC ではその技術を日本人向けにアレンジし、一本一本きれいな毛並みを書いていくアートメイクと組み合わせる事で、従来よりも自然な毛並みを実感できる施術となっております。 また、従来の薄毛治療とは違い、施術直後から効果を実感できる治療です。 |
施術のリスク (副作用) | 痒み、腫れ、熱感、内出血、アレルギー、感染、痺れ、むくみ、発熱、手作業で行うため完全な左右非対称や理想の形にならない事があります。 |
施術の価格 | 82,500~円(税込み) |
まとめ
ヘアラインアートメイクについて解説してきましたが、いかがでしたか?
ヘアラインにコンプレックスをお持ちの方は、ぜひVBCでの施術をご検討ください。当院では、患者様の悩みに寄り添い、丁寧なカウンセリングでご不安を取り除き、痛みや不快感の少ない施術をおこなっております。不明な点は何度でもお尋ねください。納得いただけるまで、何度でも説明いたします。
VBCの技術は、欧米で広く使用されている技術を日本人向けにアレンジし、従来よりも自然な毛並みを実感できる施術となっております。
なお、ヘアアートメイクは、上記にある通り生え際や分け目、局所的な薄毛や脱毛箇所のカモフラージュが可能ですが、VBCでは薄毛そのものの治療も可能です。詳しくはカウンセリング時に医師にご相談ください。