ヘアラインアートメイクのメリット・デメリットとは? ~施術の流れや料金についても紹介~
「アートメイク」は、自然できれいな眉を描けることでよく知られるメイク技術ですが、「ヘアラインアートメイク」とい...
目次
女性の薄毛(FAGA)に悩んでいる女性は意外と多いものです。薄毛対策にはさまざまな方法があり、自分にはどの方法が適しているのか悩んでいませんか?
今回はヘアアートメイクという施術を、他の対処法と比較しながら紹介します。眉毛などに施すアートメイクは、実は頭部に施すことができるのです。ヘアアートメイクは、薄毛対策の中でも、すぐに効果が実感できる画期的な治療法として、注目を浴び始めています。
そもそも男性型脱毛症が「Androgenetic Alopecia」の略称でAGAと呼ばれており、女性の薄毛は「Female(女性)」の頭文字を付けてFAGAと呼ばれています。
男性の薄毛と女性の薄毛の呼び方が違うのは、薄毛の原因やメカニズムに違いがあるためです。AGAは、男性ホルモンや遺伝が大きな要因になっていると言われており、生え際や頭頂部から脱毛が進んでいきます。
一方FAGAは、ホルモンの減少やストレス、栄養の偏りなど、さまざまな要因があると言われています。症状も男性のAGAとは違い、一本一本の髪の毛が細くなったり、頭部全体で脱毛の症状がみられたりします。
AGAは進行性の脱毛症であり、自然に治ることはありません。FAGAも同様に、自然に治ることはなく、放置しておけば進行していくので、適切な対策が必要です。
近年では、「FPHL(female pattern hair loss)」という女性型脱毛症の呼び方も生まれました。FAGAとほぼ同じ意味で使用されています。
GAの対策の一つに、ヘアアートメイクがあります。ヘアアートメイクとは、極細の針を使って頭皮に専用の染料を入れていくアートメイクで、薄毛を目立ちにくくするために有効な施術です。
ヘアアートメイクは、ヘアタトゥーとも呼ばれています。タトゥーと聞くと尻込みしてしまう方がいるかもしれませんが、安全性のため医療機関でしか施術することができないメニューです。
眉毛のアートメイクなどは一般に広く知られるようになりましたが、ヘアアートメイクは日本での認知度が低いのが現状です。しかし、欧米諸国や美容大国の韓国では、一般的に施術が行われています。ヘアアートメイクは、すぐに見た目に変化が感じられる画期的な薄毛治療です。
FAGAにはさまざまな対処法があります。今回は、以下6通りの対処法をヘアアートメイクと比較しながら紹介していきます。
①髪型の工夫・帽子
②薄毛スプレー・パウダー
③ウィッグ
④投薬療法
⑤注入療法
⑥植毛
順に紹介していきます。
①髪型の工夫・帽子
薄毛をカバーするには、髪型を工夫したり、帽子をかぶったりと手軽な方法もあります。いずれも隠しているだけで、風で髪がなびくと地肌が見え、そもそも帽子は被っていない時には隠せません。
大きな費用も掛からず非常に手軽ですが、一時的な対策なので根本的な対策にはなりません。ちょっと気になりだした時などに、応急処置として有効です。
ヘアアートメイクは、費用面や半永久的な対策であることに大きな違いがあります。
②薄毛スプレー・パウダー
薄毛対策のスプレーやパウダーを利用する方法もあります。近年では雨や汗に強い商品も出てきており、料金も手ごろなので利用しやすいでしょう。
ヘアアートメイクとの比較は、やはり費用と持続性です。スプレーやパウダーは、1日の終わりに入浴時などに落とし、翌日ヘアセットの際に使用することになります。改良されて水に強くなったとは言え、シャワーなどで落とせます。
一方でヘアアートメイクは、術後に注意が必要な期間はあるものの、温泉や海水浴も通常通り楽しめます。施術すれば2年ほど効果が持続し、その後はメンテナンスが必要です。
③ウィッグ
ウィッグにはさまざまなタイプがあり、カラーやデザインなど自分に合ったウィッグを見つけることができるかもしれません。費用相場は幅が広く、部分的なウィッグや全体のウィッグ、またウィッグの毛の質によって費用が異なります。数千円の商品から数十万円の商品までありますが、より自然で自分の髪の毛に近い質感の商品は高額になる可能性が高いです。
ヘアアートメイクは、自分の頭皮に直接染料を入れるので、ウィッグのように着脱の手間がないというメリットがあります。また、ウィッグには週に1回程度お手入れが必要ですが、ヘアアートメイクにはお手入れという概念もありません。
④投薬療法
AGA専門のクリニックなどで治療を受ける場合は、内服薬と外用薬を用いた治療が主流です。薬での治療を継続することで、脱毛の予防や発毛の効果が期待できます。
効果は3か月から半年ほどで実感する人が多く、根気強く継続することが大事です。治療をやめてしまうと、外用薬や内服薬の有効成分が身体からなくなります。発毛のメカニズムが身体に備わるわけでもないので、継続しない限り効果を維持することは難しいです。
また、それぞれの薬に起こり得る副作用があります。内服薬の副作用で報告されているのは、低血圧によるふらつきや生理不順、初期脱毛などです。外用薬は、肌が弱い人はかゆみや発疹が出る場合があります。
投薬治療の料金は、月々数万円が相場です。何十万、何百万という単位ではないので比較的始めやすい治療と言えます。
一方ヘアアートメイクは、治療の即日から効果を実感できることがメリットです。投薬治療のように、人によって効果に大きな違いが出るようなことはないので、投薬治療で満足できない場合にヘアアートメイクを施すという選択肢もあります。
ヘアアートメイクのダウンタイムは、施術後3日から1週間赤みやかゆみなどです。
⑤注入療法
注入療法とは、注射器などを使用して発毛に有効な成分である成長因子を頭皮に直接注入する方法です。注入療法単体での治療ではなく、投薬治療と併用されることが多いです。
副作用は比較的少ない施術ですが、数日はかゆみが出たり治療部位に熱を持ったりします。
投薬治療と同様に、継続することで効果を実感できます。
注入療法には、AGAメソセラピーとHARG療法があります。AGAメソセラピーは、ひとりひとりの症状に合わせて成長因子を配合することができます。一方でHARG療法は、韓国で開発された治療法で、独自の組み合わせで成長因子を配合した薬剤を使用します。どちらも、複数回定期的に施術が必要で、3週間から1か月おきに半年から1年間行います。1クールの費用は数十万から100万円が相場です。
料金の相場はヘアアートメイクと近いところですが、大きな違いは人工的に髪の毛を描くのか、自分の髪の毛を生やすための治療をするのかです。また、注入療法は投薬治療と組み合わせることで発毛効果を発揮するということと、効果が実感できるまで半年から1年かかるということも、覚えておきたいポイントです。
⑥植毛
植毛は人工植毛と自毛植毛がありますが、近年では自毛植毛が主流です。自毛植毛は、もともと自分に生えていた毛を頭皮に植え付けるので、身体に拒絶反応が出にくく、自然な仕上がりが期待できます。
自毛植毛の経過で知っておきたいポイントは、多くの場合、移植した髪の毛が1か月以内に一時的に髪の毛が抜け落ちることです。新しい毛に生え変わるために心配する必要はありません。術後4か月ほどで新しい毛が生えはじめ、1年ほどで生え揃います。自然にボリュームアップできるまで時間を要しますが、伸びればナチュラルに薄毛をカバーできます。
植毛は、料金が高額なのが気になるところです。治療範囲によって数百万円の料金が掛かります。しかし、一度施術を受ければ定期的なメンテナンスは必要ありません。
一方ヘアアートメイクは、施術の直後から効果を実感できることと、植毛に比べると料金がリーズナブルであることがメリットです。施術は2回に分けて行い、その後2年ほどでメンテナンスが必要になります。アートメイクで一本一本を丁寧に描いていくことで、ナチュラルな仕上がりも実現しています。
比較してきたようにFAGAにはさまざまな治療方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴をよく理解した上で、自分に合った治療方法を見つけましょう。
さまざまな治療方法がある中でも、ヘアアートメイクを特におすすめしたいのは以下のような方です。
①生え際や分け目の毛が薄くなって気になる方
②すぐに効果を実感したい方
③自然にカモフラージュしたい方
順に説明していきます。
①生え際や分け目の毛が薄くなって気になる方
分け目や局所的な薄毛には特別な機械で色素を頭皮に挿入していく事で毛根を描く技法を用い、生え際には特別な針と色素で一本一本の自然な毛流れを描き入れていきます。
これにより生え際や分け目の薄毛に対して自然なカモフラージュが実現。局所的な脱毛対策に加え、小顔に見せるための美容メニューとしても人気がある施術です。
生え際が後退していたり、分け目の地肌が目立ったりすると老けて見られがちですが、ヘアアートメイクでカモフラージュすることで若々しい印象になります。
②すぐに効果を実感したい方
他の治療方法との決定的な違いは、施術後すぐに効果を実感できることです。色を定着させ自然な仕上がりにするために、1回目の施術の約1か月後に2回目の施術が必要ですが、1回目の施術をした段階で効果を実感できます。
投薬治療も自毛植毛も、治療開始から半年から1年間後に効果を実感している人が多いので、すぐに見た目に変化を感じられるヘアアートメイクは画期的な薄毛対策といえます。
③自然にカモフラージュしたい方
髪型の工夫や帽子、薄毛対策のスプレーやパウダーでは、一時的に隠しているだけで根本的な対策にはなっていません。また、水や摩擦も心配の種です。
ヘアアートメイクは一時的な対策ではなく、効果の持続は、個人差はあるものの2年〜3年ほどです。水や汗で流れ落ちることもありません。
日本では未だ認知度が低く施術者も少ない中、ヴィーナスビューティークリニック(VENUS BEAUTY CLINIC)にはアートメイク資格を保有する看護師が在籍し、医師監修のもと施術実績を積んでおります。
詳しくは、こちらのページもご覧ください。
当院のヘアアートメイクは、欧米で主流のタトゥー技術を日本人向けにアレンジし、リアルな毛並みを描いていくアートメイクと組み合わせることで、より自然な薄毛対策を可能にしています。
当院では、まずカウンセリングを行い施術が適しているかどうか慎重に判断します。疑問や相談がありましたら、丁寧にお伺いいたしますのでカウンセリングでお聞かせください。
デザインはご希望をお伺いしたうえで、骨格やバランスを見ながらベストなデザインを提案いたします。
施術前・施術後の様子をいくつか紹介します。
施術前
女性30代ヘアアート【fixer】ビフォア
施術直後
女性30代ヘアアート【fixer】アフター
施術前
女性30代ヘアアート【ヘアストローク】ビフォア
1回目施術直後
女性30代ヘアアート【ヘアストローク】アフター
施術名 | ヘアアートメイク |
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施術の説明 | 髪の毛を描くヘアアートメイクは薄毛が気になりやすい箇所のカモフラージュや小顔効果、額の形や左右差に悩む方の美容医療としても認知されてきています。 VBC ではその技術を日本人向けにアレンジし、一本一本きれいな毛並みを書いていくアートメイクと組み合わせる事で、従来よりも自然な毛並みを実感できる施術となっております。 また、従来の薄毛治療とは違い、施術直後から効果を実感できる治療です。 |
施術のリスク (副作用) | 痒み、腫れ、熱感、内出血、アレルギー、感染、痺れ、むくみ、発熱、手作業で行うため完全な左右非対称や理想の形にならない事があります。 |
施術の価格 | 82,500~円(税込み) |
美容医療を受けることは、多少なりとも不安や緊張が伴うものです。施術に関して少しでもご不安なことがありましたら、お気軽にお伝えくださいね。
当院には施術をして終わりという考えはなく、術後のアフターケアまで責任を持ち対応いたしますので、安心してお任せください。
ご興味を持たれたら、ぜひヴィーナスビューティークリニック(VENUS BEAUTY CLINIC)へお問い合わせください。
形成外科専門医 藤本裕樹
美容・形成外科医
筑波大学医学部卒業後、昭和大学形成外科に入局し、昭和大学病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院新久喜総合病院、太田西の内病院などで形成外科・美容外科の研鑽を積む。2019年よりVENUS BEAUTY CLINIC医師として勤務する。
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