目次
目の下のクマ取りは、多くの方が関心を寄せる美容施術です。
目の下のクマは、顔の印象に大きく影響するため、「顔が疲れて見える」「年齢よりも老けて見える」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
また、クマを取りたくても、治療後の日常生活にどれほどの影響があるのか不安を感じているかもしれません。
今回は、目の下のクマ取りのダウンタイムの経過や、過ごし方について解説していきます。クマ取りの治療法は大きくわけて3種類あります。それぞれの治療内容についても詳しくご紹介します。目の下のクマ取りをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目の下のクマ取り治療の種類
目の下のクマ取り治療は、「目の下の脂肪取り」「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたのくぼみ修正」の3種類です。詳しく確認しましょう。
目の下の脂肪取り
目の下の脂肪は、眼窩(がんか)脂肪といいます。老け顔に見えたり、疲れているように見えたりする原因です。
加齢によって皮膚や筋肉が弱くなり、脂肪が前に押し出されることで起こります。押し出された脂肪は目の下で溜まり、影ができると黒クマになるのです。
目の下の余分な脂肪を除去することで、目の下のふくらみやクマが改善できます。その際、まぶたの裏側を切開して脂肪を除去するため、顔の表面には治療痕が残りません。
目の下の脂肪取りは、次の方におすすめです。
目の下の脂肪を取りたい方
疲れたように見える目元を改善したい方
目の下のクマを取りたい方
下まぶたのたるみ取り
下まぶたのたるみは、加齢による皮膚のたるみや筋肉の緩みが原因です。
まぶたの皮膚は薄く、加齢とともに深いシワやたるみができ、皮膚の色や質感が変化します。これがクマです。
下まぶたのたるみも、老け顔に見えたり、疲れているように見えたりします。症状に応じて、皮膚の切除や余分な脂肪を除去するのが下まぶたのたるみ取りです。
下まぶたのたるみ取りは、次の方におすすめです。
下まぶたのたるみが気になる方
目の下がたるんでクマができている方
若返った印象にしたい方
下まぶたのくぼみ修正
下まぶたのくぼみは、眼窩脂肪が少ないことが原因です。
痩せ型の方や、体重が急激に減少した方は、年齢が若くてもくぼみができやすくなります。また、加齢とともにまぶたの張りが失われ、下まぶたがくぼんでしまうことも。くぼみが影となり、クマのように見えます。
下まぶたのくぼみは、脂肪注入することで修正できます。メスを使わない治療のため、ダウンタイムはほとんどありません。
下まぶたのくぼみ修正は、次の方におすすめです。
下まぶたのくぼみを治したい方
下まぶたのクマやシワが気になる方
目元の張りを取り戻したい方
目の下のクマ取りのダウンタイム中の症状
目の下のクマ取りは、治療法によってダウンタイム中の症状が異なります。ひとつずつ確認していきましょう。
目の下の脂肪取り
目の下の脂肪取りは、まぶたの裏側から余分な脂肪を除去します。
まぶたの裏側を切開するため、顔の表面に治療痕を残すことなく脂肪の除去が可能です。
では、目の下の脂肪取りのダウンタイムについても確認していきましょう。
手術直後から2~3日経過
目の下の脂肪取りのダウンタイムは、1週間程度です。
手術直後は一時的に浮腫みや内出血、まぶたの左右差等が現れる場合があります。腫れや内出血のピークは、術後2~3日です。ダウンタイムの中でも特に適切なケアが重要な期間です。
目元を冷やしたり、なるべく頭を高くして生活したりすることで、腫れも引きやすいです。運動や飲酒など、血行が良くなる活動は避けましょう。
目元以外のメイクは、手術直後から可能です。術後3日目には、内出血はメイクで隠せるようになります。
手術から1週間後
腫れや内出血が徐々に落ち着きます。しかし、個人差があるため、完全に腫れが引いたとはいえない方が多いでしょう。
腫れが完全に引くまでは、コンタクトの着用は控えてください。また、ダウンタイムを長引かせないためにも、引き続き激しい運動などは避けましょう。適度な休息と術後のケアが重要な期間です。
ダウンタイム終了後
ダウンタイム終了から1~2ヶ月が経過する頃には、目元の状態も安定してきます。
腫れや内出血はなくなり、自然な仕上がりが確認できます。引き続き、適切なケアを行いましょう。
下まぶたのたるみ取り
下まぶたのたるみ取りは、症状に応じて皮膚切除や脂肪除去を行います。
皮膚を切除する場合、まつげのすぐ下を切除します。また、縫合が目立たないように細い透明な糸を使用するため、治療痕もほとんど気になりません。
次に、ダウンタイムについて確認していきましょう。
手術直後から2~3日の経過
下まぶたのたるみ取りのダウンタイムは、2週間程度です。腫れや内出血が出やすいですが、皮膚や筋肉のたるみ、クマを一度に解消できる治療です。
目の下の脂肪取りと同様に、腫れや内出血のピークは術後2~3日です。ダウンタイムの中でも特に適切なケアが重要な期間といえます。
目元を冷やしたり、なるべく頭を高くして生活したりすることで、腫れも引きやすくなります。夜は枕を高くして眠ることで、腫れを最小限に抑えられます。また、運動や飲酒など、血行が良くなる活動は避けてください。
目元以外のメイクは、手術直後から可能です。
手術から1週間後
腫れや内出血が徐々に落ち着きます。しかし、個人差があるため、完全に腫れが引いたとはいえない方が多いでしょう。内出血は術後2週間程度で黄色くなり、徐々に目立たなくなります。
腫れが完全に引くまでは、コンタクトの着用は控えてください。また、ダウンタイムを長引かせないためにも、引き続き激しい運動などは避けましょう。適度な休息と術後のケアが重要な期間です。
ダウンタイム終了後
ダウンタイム終了から1~2ヶ月が経過する頃には、目元の状態も安定してきます。腫れや内出血はなくなり、クマ取りの効果ですっきりとした目元に仕上がります。引き続き、適切なケアを行いましょう。
下まぶたのくぼみ修正
下まぶたのくぼみ修正は、ご自身の脂肪を太ももやお腹から採取してまぶたに注入します。ヒアルロン酸注入などとは異なり、アレルギー反応の心配もありません。
自然な目元の若返りが期待できます。また、脂肪が定着すれば、半永久的に効果が持続する治療法です。
では、ダウンタイムについて確認しましょう。
手術直後から2~3日の経過
下まぶたのくぼみ修正のダウンタイムは、1~2週間です。脂肪を注入したまぶたのケアはもちろんですが、脂肪を採取した部位のケアも大切にしてください。
脂肪注入の量や部位によって、ダウンタイムの長さも変わります。注入した脂肪が定着するまでの期間は、おおよそ3ヶ月です。仕上がりを楽しみにゆっくりと過ごしてください。
また、まぶたの腫れがある場合は、術後3日頃がピークです。腫れがつらい時は、清潔なタオルなどで注入部位を冷やしてください。また、運動や飲酒など、血行が良くなる活動は避けましょう。
目元以外のメイクは、手術直後から可能です。
手術から1週間後
内出血があった方も症状が解消してきます。
腫れが完全に引くまでは、コンタクトの着用は控えてください。また、ダウンタイムを長引かせないためにも、引き続き激しい運動などは避けましょう。十分な休息と健康的な生活を心がけてください。
ダウンタイム終了後
脂肪注入の場合、注入する脂肪量によってダウンタイムが長引く場合もあります。不安な点があれば、医師に相談してください。
ダウンタイム終了から1~2ヶ月が経過する頃には、目元の状態も安定してきます。引き続き、適切なケアを行いましょう。
目の下のクマ取りの術後の過ごし方
術後は腫れだけではなく、目元が乾燥しやすくなります。ダウンタイム中はしっかりと身体を休め、腫れや乾燥を和らげるケアを行いましょう。
目元を冷やす
冷却アイマスクなどで、目元を冷やしましょう。術後、徐々に目元の赤みや腫れが起こります。目元を冷やすことで、赤みや腫れを和らげます。目元を冷やす時間は15分で区切り、休憩をはさむようにしてください。
目元を保湿する
目元の皮膚は他の部位と比べて皮膚が薄く、特にダウンタイム中は乾燥しやすくなります。朝晩のスキンケアで、目元もしっかりと保湿してください。また、肌への刺激が少ない無香料・無着色の保湿クリームがおすすめです。
紫外線対策を行う
目元の皮膚は他の部位と比べて皮膚が薄いため、紫外線対策も重要です。紫外線を浴びることで、肌の乾燥にもつながります。屋外で活動する際は、日焼け止めクリームを忘れずに塗りましょう。
また、日焼け止めクリームと合わせてサングラスや帽子を着用すると、より一層紫外線対策ができます。
バランスの良い食生活を送る
クマ取りは身体への負担が少ない治療ですが、肌は回復するために多くの栄養を必要とします。肌の回復をサポートするために、バランスの良い食生活を送りましょう。
抗酸化作用のあるビタミンCやEなど、肌に良い栄養素が含まれる食品がおすすめです。
また、飲酒や喫煙などは、ダウンタイムを長引かせてしまう原因です。
術後に適切なケアをすることで、腫れや痛みを軽減することができます。健康的な生活を心がけ、不安な点は医師に相談しましょう。
ダウンタイムを短くする為のポイント
ダウンタイムとは、術後の痛みや腫れなどの症状を回復させる期間です。ダウンタイムの長さは、治療内容や個人差があります。
この期間中は無理をせず、通常の生活に戻るためにしっかりと休息することが必要です。適切なケアをすることによって、ダウンタイムを短くしたり、軽減したりする方法があります。ダウンタイムを短くするためのポイントを確認していきましょう。
冷却グッズを使う
冷却グッズは、術後の腫れや痛みを和らげる効果があります。腫れや痛みを軽減することで、ダウンタイムを短くすることが可能です。
冷却グッズの代表例としては、発熱時に使用することが多い、「冷却ジェルシート」です。冷却ジェルシートを使用する際は、目元に直接貼らないよう注意してください。粘着部分ははがさず、清潔なタオルなどで目元を保護して使用しましょう。
その他、氷枕や保冷剤などの冷却グッズも同様です。タオルなどに包んでから目元を冷やしてください。ただし、目元の冷やしすぎは、皮膚へダメージを与える可能性があります。冷やす時間は15分を限度とし、休憩をはさむようにしましょう。
休息時間を確保する
ダウンタイム中は、いつも以上に休息時間を確保しましょう。
クマ取り治療は日帰り手術が可能であるため、翌日から仕事に復帰する方も多いです。しかし、手術後の身体を酷使することで、ダウンタイムを長引かせてしまうことも。手術後はなるべく休息時間を確保し、身体の回復力を高めましょう。
休息の際は、頭を心臓よりも高い位置に保つことで、腫れを軽減できます。枕やクッションなどを使って、リラックスできる体勢で休んでください。激しい運動などは避け、身体を休めるようにしましょう。
手術後のダウンタイムと仕事を両立するためには?
ダウンタイム中は身体のケアが第一ですが、どうしても仕事を休めないこともあるかもしれません。また、対面での仕事の方は、クマ取り手術後の目元の腫れを心配されるでしょう。
しかし、ダウンタイム中でも、適切な対策をすることで仕事との両立は可能です。ここでは、仕事復帰のタイミングから、仕事での対策方法をご紹介します。
仕事復帰のタイミング
クマ取り手術後は、3日程度は安静に過ごすことが大切です。仕事の休みなどを調整して、安静に過ごせるよう予定を立てておきましょう。
目元の手術のため、身体は自由に動かせますが、無理は禁物です。普段、身体をよく動かす仕事をしている方は、軽い業務から始めるようにしてください。
メイクや傷あと隠しテープでカバーする
手術内容によっては、目元のメイクも手術翌日から可能です。傷あと隠しテープなども、有効活用しましょう。ただし、メイクは肌に負担をかけてしまうため、必要最低限にしてください。
リモートワークやオンライン会議を活用する
職場でリモートワークが可能であれば、ダウンタイム中はリモートワークに切り替えるのも良いでしょう。もし、オンラインで会議に出席する必要があっても、目元の腫れや赤みはカメラでは見えにくくなります。
腫れがひどい場合は、カメラをオフにすることも可能です。働き方が多様な時代なので、必要に応じてリモートワークの相談をしてみてください。
ここでは、手術後のダウンタイムと、仕事の両立についてご紹介しました。
ダウンタイム中の腫れや赤みは、治療内容や個人差によって異なります。場合によっては、ご自身の体調を一番に考えて、休むこともひとつの方法です。
目の下のクマ治療の症例写真
下まぶたのたるみとり
施術前
下まぶたのたるみとり+眉下切開
施術後 (6カ月後)
施術名 | 下まぶたのたるみとり |
---|---|
施術の説明 | 下まぶたのたるみ取りとして皮膚切除、切開ハムラ法、裏ハムラ法の施術を行っております。下まぶたの余分な脂肪を取り除くことで、すっきりと若返った印象になります。 |
施術のリスク (副作用) | ・部位に脂肪が沈着してふくらんで見えることもありますが、徐々に落ち着いてきます。 ・余分な脂肪「眼窩脂肪(がんかしぼう)」を取り出す場合、皮膚表面を傷つけないため、傷跡は残りません。 ・目の下の皮膚は薄く、最も傷跡が目立ちにくいため、傷跡は残りません。 ・術後は、抗生剤と痛みどめの処方がありますので服用してください。 ・個人差がありますが、人によっては稀に合併症を引き起こすことがあります。 |
施術の価格 | 155,000~円(税込み) |
下まぶたのくぼみ修正
施術前
下まぶたのたるみとり+下まぶたのくぼみ修正
施術後 (6カ月後)
施術名 | 下まぶたのくぼみ修正 |
---|---|
施術の説明 | 下まぶたのくぼみ修正ではご自身のお腹または太腿の脂肪を必要な分だけ専用の注射器で取り出して、まぶたに注入します。 ご自身の脂肪を注入するため、免疫反応の心配はございません。そのため自然で健康的な目元に若返らせることができます。 ヒアルロン酸注射とは異なり、脂肪がいったん定着すれば、何度も繰り返す必要はありません。 加齢による老け顔や疲れた印象を改善することができるおすすめの手術です。 |
施術のリスク (副作用) | ・ダウンタイムがほとんどなく、痛みが抑えられる施術ですが、人によっては稀に内出血、感染症のリスクがあります。 ・下まぶたのくぼみ修正、脂肪注入は圧迫しにくい場所ですので術後も腫れは目立ちません。 ・術前の麻酔は痛みの感じ方に個人差がありますが、強い痛みは特にありません。 ・術後、注入部位の腫れは3日〜1週間程度で引いていき、傷跡は残りません。 |
施術の価格 | 99,000~円(税込み) |
目の下のクマに関するよくある質問
目の下のクマに関してよくある質問をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
カウンセリング時に、理想の目元やデザインについて、しっかりとお話しできればと思います。
まとめ
今回は、目の下のクマ取りのダウンタイムや、経過と過ごし方についてご紹介しました。
術後のダウンタイムでは、腫れや内出血を心配する方もいます。しかし、ダウンタイムの期間や過ごし方が分かっていれば、ダウンタイム中もストレスなく過ごせます。
VENUS BEAUTY CLINICでは、目元のクマやたるみに関して、経験豊富な医師が在籍しています。カウンセリングや、治療後のフォローも安心してお任せください。
「どの治療がいいかわからない」「手術の痛みが怖い」など、なんでもお気軽にご相談ください。