目次
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で目が疲れていませんか?目の使い過ぎは、眼精疲労の原因です。眼精疲労は、目や体だけでなく、実は美容にも悪影響になります。
今回は、眼精疲労と目元のシワの関係について説明します。セルフチェックと予防策も紹介しますので、ぜひ眼精疲労も目元のシワも予防してください。
眼精疲労とは
眼精疲労とは、目を使い続けることによって目や全身に不調がでている状態です。目の疲れは、十分な睡眠をとることで改善しますが、眼精疲労は、休息や睡眠をとっても回復しません。症状は、目のかすみや痛み、充血などの目の症状、肩こりや頭痛、吐き気など目以外にもあらわれます。
美容には関係ないと思われがちな眼精疲労ですが、実は、目元のシワの原因にもなってしまうのです。
眼精疲労のセルフチェック
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、テレビや読書で目を酷使している方は、眼精疲労になりやすい傾向があります。十分な休息や睡眠をとっても目の疲れがとれない、目がかすむ、などの症状がある場合は、以下のセルフチェックで確認してみましょう。
当てはまる項目があれば、眼精疲労の可能性があります。早めに眼科を受診しましょう。
目がかすんだり視界がぼやけたりする
目がしょぼしょぼする
目の奥が痛い
目の疲れを感じる
目が乾きやすい
目が充血する
まぶたがピクピクけいれんする
ものが見えにくくなった
頭痛がある
倦怠感がある
肩こりがひどい
吐き気がする
眼精疲労の原因
眼精疲労の原因は、いくつか考えられます。主な原因を6つ紹介します。
1. 目の酷使
2. 目の疾患
3. 目を使うときの環境
4. 精神的なストレス
5. 体の疾患
6. メガネやコンタクレンズが合っていない
順に説明していきます。
目の酷使
主な原因は、目の使い過ぎです。長時間パソコンやスマートフォンの画面を見ているときは、近い距離にピントをあわせるために目の筋肉を使い続けています。ピントを合わせるための筋肉は「毛様体筋」といって、毛様体筋はレンズの役割をする水晶体の厚さを変えることでピントを合わせます。
パソコンなど近くのものを見るときには、毛様体筋は緊張した状態です。長時間見続けることは、毛様体筋が緊張した状態が続き、目を疲れさせることになります。
目の疾患
目そのものの疾患が原因で眼精疲労を引き起こすケースがあります。目が疲れて見えにくくなっているときに疑われるのは、視力が左右で大きく違っている、斜視、乱視、老眼などです。レーシックなどの近視矯正手術を受けた経験がある方は、手術前と後で見え方が変わるので、眼精疲労になるケースが多いといわれています。
また、目の疾患のひとつであるドライアイも眼精疲労の原因です。
目を使うときの環境
空気の乾燥やまぶしすぎる光は、眼精疲労の原因になります。エアコンの使用で部屋の空気が乾燥します。特にエアコンの風が直接あたる場所でのデスクワークは、目の乾燥の原因です。不快に感じるようなまぶしい光も、目に刺激を与えます。
また、ハウスダストやたばこの煙が眼精疲労の原因になることもあるといわれています。
精神的なストレス
眼精疲労には、ストレスも関係しています。テクノストレス眼症・IT眼症・VDT症候群という言葉はしばしば同じ意味で使われ、いずれも心因的なものが要因です。機械類に不慣れな人はパソコンなどの機械類に長時間向き合うことで、心身ともに疲れてしまいます。
体の疾患
身体の病気である脳神経疾患や高血圧、低血圧、風邪、インフルエンザ、糖尿病、自律神経失調症、更年期障害などで眼精疲労の症状がでることがあります。
メガネやコンタクトレンズが合っていない
度の合わないメガネやコンタクトレンズの使用は眼精疲労の原因になります。見えづらさを調整しようと目は疲れ、前のめりになって見ることで姿勢が悪くなり、肩こりの原因にもなります。
眼精疲労の予防
ただの疲れ目とは違う眼精疲労は、自然には治りません。何らかの手を打つか、仕事などで大きく環境が変わるなどといった生活の変化がない限り、不快な症状が続きます。まずは、眼精疲労にならないことが一番です。眼精疲労の予防策を確認していきましょう。
1. パソコン作業の環境を整える
2. 部屋の中の乾燥を防ぐ
3. 適度に休憩をとる
4. 十分な睡眠をとる
5. メガネやコンタクトレンズを確認する
順に詳しく説明します。
パソコン作業の環境を整える
パソコン画面の照明やコントラスト感度を調整し、目ができるだけ疲れないようにしましょう。ブルーライトをカットするフィルターの導入がおすすめです。
部屋の乾燥対策として、加湿器を使ったり、カーテンを閉めてまぶしい光が入らないようにしたりと、目に優しい環境を整えてください。
また、パソコンと目の距離は、50cm~70cm離すようにしましょう。手をパソコンに向かって伸ばした距離が目安です。不要な力を入れずにキーボードやマウスを使えるよう、デスクやイスの高さも調整しましょう。
目元をあたためる
緊張した筋肉をほぐし、滞った血流をよくするために、蒸しタオルなどで目元をあたためるのが効果的です。リラックスできる体勢で、蒸しタオルで目元を覆うようにして10分ほどあたためます。
蒸しタオルは、40~42度のあたたかさが目安。人の肌より少しあたたかいくらいです。濡らして絞った後レンジで加熱します。タオルの大きさによって加熱時間は異なりますが、レンジで1分ほど加熱して温度を確かめるとよいでしょう。タオルをラップに包めば、あたたかさを保ちやすくなります。
目元をあたためて血流を良くすることは、美容の観点でも効果的です。
適度に休憩をとる
パソコンで作業をする時は、適度に休憩をはさみましょう。1時間に1回10分程度が目安です。立ち上がってストレッチをする、遠くを見る、目を閉じるなどして目を休めるとよいでしょう。
職場で休憩をとりづらい場合は、座りっぱなしにならないように別の作業をはさんだり、お手洗いに行ったりして目を休めましょう。
十分な睡眠をとる
睡眠をとっても回復しないのが眼精疲労ですが、十分な睡眠は眼精疲労の予防に有効です。疲れを蓄積しないよう、1日6時間から7時間は睡眠時間を確保しましょう。
メガネやコンタクトレンズを確認する
メガネやコンタクトレンズを使用している場合は、レンズの度数を見直すのもよいでしょう。1年でも視力を測っていないと、いつの間にか度数が合わなくなっていることが少なくないようです。
また、コンタクトレンズは、遠くを見るのに適したレンズで近くを見続けると眼精疲労の原因になります。眼科の医師に相談のうえ、レンズの種類や使い方を決めるとよいでしょう。メガネの方が目の乾燥を防げるので、コンタクトレンズからメガネに変えるのも一つの方法です。
眼精疲労は目元の悩み(シワ)に繋がる
目の周囲はほかの部位よりも皮膚が薄く、皮脂が分泌されないため、乾燥しやすい部位です。
眼精疲労で血行が悪くなり、新陳代謝が滞るとシワができやすくなります。
目の疲れがシワにつながる原因には、表情グセもあります。見えづらかったり目に不快感があったりして、目を細める、顔をしかめる、といったことを繰り返していると、表情のクセが刻まれてシワになることがあります。
まとめ
眼精疲労は、目元のシワの原因にもなります。眼精疲労にならないために、紹介した予防法を試してみてください。そして、「目の周りのシワやたるみ、くすみが気になる」という場合には、ぜひ当院VENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)へご相談ください。
当院では、目元のエイジングケアのメニューを豊富にご準備しています。
ご希望をお伺いしたうえで、患者様一人ひとりに合った施術をご提案しています。
今回は、数ある施術メニューの中から、目元のエイジングケアに有効な施術を一部紹介します。
HIFU
超音波を発する専用の機器を使った、たるみやリフトアップに効果的な施術です。メスを使わないので肌表面にダメージを与えることはありません。肌内部からリフトアップでき「切らないリフトアップ」として注目の施術です。当院では目元などの細かい部分にも照射できる機種をご用意しています。
ダーマペン
髪の毛より細い針を肌に刺して一時的に小さな穴を作ることで、肌の回復力を促進させる施術です。針の深度を浅めにすることで、目元への施術が可能になります。当院で使用しているのは最新の「ダーマペン4」です。小シワの改善のほかに、肌質の改善やニキビ跡の改善、美肌効果などさまざまな効果が期待できます。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる複数の波長をもつ特殊な光線を使った施術です。シワやシミ、くすみ、ニキビやニキビ跡、赤ら顔などさまざまなトラブルに対応します。ハリや弾力に必要なコラーゲン線維やヒアルロン酸、エラスチンなどの生成を促して、シワやたるみを改善する仕組みです。
当院では、患者様の安全を第⼀に、無理のない治療を心がけております。施術内容にはもちろんのことカウンセリングにも注力し、丁寧に説明することで患者様の不安の解消に努めます。
無理な施術や患者様のためにならない施術はおすすめしません。美容医療は「ちょっと敷居が高い」と感じている方も、安心してご相談ください。